1964年島根県生まれ、松江市在住。
'98年暮れ1stアルバム『mariko』をリリース。東京の大型CDショップで口コミでロング・ヒットとなる。'02年レーベル美音堂が設立され10月に2ndアルバム『あなたへ』をリリース。'03年12月廣木隆一監督、寺島しのぶ主演映画「ヴァイブレータ」にて「あなたへ」が挿入歌となり話題になる。'04年テレビ番組「情熱大陸」に出演し反響を呼ぶ。'06年大友良英プロデュース3rdアルバム『夜も昼も』をリリース。地元島根を舞台にした錦織良成監督映画「うん、何?」にて音楽を担当。'08年世田谷パブリックシアターにて、演出家久世光彦のエッセイ「マイ・ラスト・ソング」を題材にした音楽舞台で女優小泉今日子(朗読)と共演し好評を博し、各地で開催を続ける。'09年NHKドラマ「白洲次郎」にて『しゃれこうべと大砲』が挿入歌に起用される。'09年4作目となる『うたかた』をリリース。'11年資生堂アースケアプロジェクトCMに『LOVE YOU LONG』を書き下ろす。'13年5作目となるアルバム『But Beautiful』をリリース。
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ハマダマリコ的こころ
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3月のライブ情報
3月4日(土)水谷浩章in 松江Birthday

出演:水谷浩章(bass)
水谷さんのご事情により来松がかなわなくなりました。残りのメンバーでお送りします。
ゲスト 浜田真理子
サポート: 3 views of a secret
三成(sax,flute), 絹川修平(bass,), 奈良井哲(drums)
場所:松江 バースデー
http://matsue-birthday.sakura.ne.jp/
時間:open 19:00 start 19:30
料金:¥3,000(1D込)
●ジャズ、即興音楽についてのワークショップも開催します。
ご興味ある方はお問い合わせください。
講師:水谷浩章
時間:open 13:30 start 14:00
料金:¥3,000
(LIVE+ワークショップ参加の方は¥5,000)
☆ワークショップは中止します。
予約・お問い合わせ:
メールでのお問い合わせ:
kinushu@gmail.com 担当:絹川
twitter: @kinushu
松江 バースデー 0852-21-0120
☆ハマダともご一緒する機会の多い水谷浩章さんが松江にやってきます。この機会にいろいろ学びましょうということで、ワークショップも開催!夜のライブにはハマダもゲスト出演します。ホストは地元の実力派の3 views of a secretのみなさん。たくさんのご参加お待ちしています。
☆水谷さんがおいでになれないのはとても残念ですが、必ずまたお出かけ願いたいと思います。今回は残りのメンバーでライブを行います。よろしくお願いします。
3月18日(土)浜田真理子大田コンサートVol.3
「Dream」

出演:浜田真理子(p.vo)大畑茂樹(g)大畑世利子(key)野木哲郎(b)Bella Boce(cho)
会場:大田市民会館中ホール
時間:開場 17:30 開演 18:30
料金:¥3,500 (税込1D付)全自由席
主催:浜田真理子ライブ実行委員会、大田市民会館
後援:エフエム山陰
お問い合わせ:大畑音楽教室 0854-82-0437
shigekijazz@yahoo.co.jp
大田市民会館 0854-82-0938
☆春の大田コンサート、今年で3年目になりました。ニューアルバム持ってうかがいます^^
3月26日(日)浜田真理子入門4
「真理子の部屋〜上級編」

出演: 浜田真理子
OA 胡池マキコfrom四日市
受付開始 16時 開場16時半 開演17時
※ 終演後、みんなで桶うどんを囲みます
会場:カフェ?ライブハウス「うどん屋の2階」
〒666−0014
兵庫県川西市小戸3-23-6 絹延橋うどん研究所2階
阪急宝塚線「川西能勢口」
能勢電鉄乗り換えでひと駅「絹延橋」より1分30秒。
大阪梅田より所要時間およそ30分
※駐車場少ないので、できるだけ電車でお越し下さい。
料金:できるだけ予約を・・・定員に達し次第終了
大 人3500円/当日4000円(+540円のワンうどん)
中高生2000円/当日2500円(+540円のワンうどん)
小学生1500円/当日2000円(+540円のワンうどん)
予約:
予約専用アドレス 3gai??nguzu.net (??を@に変えて送信)
件名を「真理子上級うどん」とし、
氏名、住所、枚数、種別、電話をお知らせ下さい。
折り返しの受付メイルの後の
予約可否のメイルで受付完了となります。
メイルが困難な方は
・電話 絹う研072-767-7639
所長携帯090-4291-0122
・または店頭でスタッフに直接
お問い合わせ:
カフェ?ライブハウス「うどん屋の2階」
上記の電話か こちらのアドレスへ
kinuuken??nguzu.net (??を@に変えて送信)
☆うどんやの2階ライブも今年で4回目。
いよいよ上級編。どうぞお楽しみに!
☆☆完売しました。ありがとうございます!
☆☆☆まるむさま、いよいよおおたかさんと!楽しみです。
岡田さま、お返事が遅くなりました。久しぶりのいわきです。クイーンのマスター、とても大好きな方です。お会いできるのを楽しみにしています。
山本さま、やっと出会えましたね(笑)。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
うしはらさま、お出かけありがとうございました。元気で歌い初めができてよかったです。それと、お会いしたら言おうと思っていましたが、ご紹介いただいた佐野洋子さんのエッセイ最高でした^^。
3月4日(土)水谷浩章in 松江Birthday

出演:
水谷さんのご事情により来松がかなわなくなりました。残りのメンバーでお送りします。
ゲスト 浜田真理子
サポート: 3 views of a secret
三成(sax,flute), 絹川修平(bass,), 奈良井哲(drums)
場所:松江 バースデー
http://matsue-birthday.sakura.ne.jp/
時間:open 19:00 start 19:30
料金:¥3,000(1D込)
●ジャズ、即興音楽についてのワークショップも開催します。
ご興味ある方はお問い合わせください。
講師:水谷浩章
時間:open 13:30 start 14:00
料金:¥3,000
(LIVE+ワークショップ参加の方は¥5,000)
☆ワークショップは中止します。
予約・お問い合わせ:
メールでのお問い合わせ:
kinushu@gmail.com 担当:絹川
twitter: @kinushu
松江 バースデー 0852-21-0120
☆ハマダともご一緒する機会の多い水谷浩章さんが松江にやってきます。この機会にいろいろ学びましょうということで、ワークショップも開催!夜のライブにはハマダもゲスト出演します。ホストは地元の実力派の3 views of a secretのみなさん。たくさんのご参加お待ちしています。
☆水谷さんがおいでになれないのはとても残念ですが、必ずまたお出かけ願いたいと思います。今回は残りのメンバーでライブを行います。よろしくお願いします。
3月18日(土)浜田真理子大田コンサートVol.3
「Dream」

出演:浜田真理子(p.vo)大畑茂樹(g)大畑世利子(key)野木哲郎(b)Bella Boce(cho)
会場:大田市民会館中ホール
時間:開場 17:30 開演 18:30
料金:¥3,500 (税込1D付)全自由席
主催:浜田真理子ライブ実行委員会、大田市民会館
後援:エフエム山陰
お問い合わせ:大畑音楽教室 0854-82-0437
shigekijazz@yahoo.co.jp
大田市民会館 0854-82-0938
☆春の大田コンサート、今年で3年目になりました。ニューアルバム持ってうかがいます^^
3月26日(日)浜田真理子入門4
「真理子の部屋〜上級編」

出演: 浜田真理子
OA 胡池マキコfrom四日市
受付開始 16時 開場16時半 開演17時
※ 終演後、みんなで桶うどんを囲みます
会場:カフェ?ライブハウス「うどん屋の2階」
〒666−0014
兵庫県川西市小戸3-23-6 絹延橋うどん研究所2階
阪急宝塚線「川西能勢口」
能勢電鉄乗り換えでひと駅「絹延橋」より1分30秒。
大阪梅田より所要時間およそ30分
※駐車場少ないので、できるだけ電車でお越し下さい。
料金:できるだけ予約を・・・定員に達し次第終了
大 人3500円/当日4000円(+540円のワンうどん)
中高生2000円/当日2500円(+540円のワンうどん)
小学生1500円/当日2000円(+540円のワンうどん)
予約:
予約専用アドレス 3gai??nguzu.net (??を@に変えて送信)
件名を「真理子上級うどん」とし、
氏名、住所、枚数、種別、電話をお知らせ下さい。
折り返しの受付メイルの後の
予約可否のメイルで受付完了となります。
メイルが困難な方は
・電話 絹う研072-767-7639
所長携帯090-4291-0122
・または店頭でスタッフに直接
お問い合わせ:
カフェ?ライブハウス「うどん屋の2階」
上記の電話か こちらのアドレスへ
kinuuken??nguzu.net (??を@に変えて送信)
☆うどんやの2階ライブも今年で4回目。
いよいよ上級編。どうぞお楽しみに!
☆☆完売しました。ありがとうございます!
☆☆☆まるむさま、いよいよおおたかさんと!楽しみです。
岡田さま、お返事が遅くなりました。久しぶりのいわきです。クイーンのマスター、とても大好きな方です。お会いできるのを楽しみにしています。
山本さま、やっと出会えましたね(笑)。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
うしはらさま、お出かけありがとうございました。元気で歌い初めができてよかったです。それと、お会いしたら言おうと思っていましたが、ご紹介いただいた佐野洋子さんのエッセイ最高でした^^。
TOWN GIRL BLUE

浜田真理子/タウン・ガール・ブルー
Mariko Hamada/Town Girl Blue
発売日:2017年2月15日(水)
品番:VSCD9725
バーコード:4540399262277
税抜価格:2700円
フォーマット:CD(紙ジャケット仕様)
レーベル:VIVID SOUND
収録曲:
01.彼方へ
02.You don't know me
03.明星
04.Chat Noir
05.Since I fell for you
06.静寂(しじま)
07.なにもない Love Song
08.Yakumo
09.愛で殺したい
10.Mate
11.春の嵐の夜の手品師
Produced, Mixed and Mastered by Makoto Kubota ( www.makotokubota.org )
Vocal, Piano, Rhodes, Wurlitzer and Hammond Organ : 浜田真理子
Additional Players : 服部正美、加瀬達、檜山学、徳武弘文、だいどうじさかえ、池村真里野
Recording Engineers : 松下真也 (Studio Dede ), 久保田麻琴 ( Alchemy )
Cover Design : Ariyama Design Store
浜田真理子の新作フル・アルバムがリリース決定。
久保田麻琴が全編プロデュース。
Down to Earthな名盤が誕生しました。
久保田さんが連れてきた夕焼けを
真理子さんの声が青い夜の色に染めてゆく。
このアルバムを聴くことは大人の嗜みのような気がした。
小泉今日子
2016年8月の末、真理子さんが「レコーディングが東京である」というので、松江から東京へ、到着早々に会った。私とは別件の打ち合わせがあったのだ。
「久しぶりぃ」「お疲れぇ」の挨拶の続きで、「羽田まで久保田麻琴さんが迎えに来てくださって、道が混んでたから色々お話し出来て良かった」というから、
「あの久保田麻琴さん?」と聞き返すと、
「そう、久保田さんがプロデュースしてくれるの」と聞いて驚いた。
「久保田さんから最初、ライヴ盤を作ろうかとお話をいただいて、それならスタジオで録ってみたいですと答えたら、レーベルを探してきてくれてやることになったのよ。今どきねぇ、CDなんてそうそう作れないでしょう。
久保田さんのことはやられてきたお仕事含め、実はあまり良く知らなかったから、若いときの私なら自分のイメージが変わるかもって遠慮したかもしれないけど、もうこの年でしょう?自分がブレないって分かるから。それよりどんなことするのかな?という好奇心のがずっと勝ってるのよ」
真理子さんは肝の据わった風に言って、ファミリー・レストランの階段をトントントンと登って行った。
その翌々日、スタジオにお邪魔した。場所は初めて降りる北池袋という駅で、そこから徒歩10分にあるStudio DEDE。雑居ビルのエレベーターから降りると、何やらヴィンテージ感満載の楽器が並び、「おおお、すごい!」とよく分かってない私でさえ声が出る。スタジオ訪問に慣れない私は渋すぎるどら焼きなぞ買うて行ってしまったが、それをおいしそうに頬張ってくれる優しい久保田さんが、
「ここは機材のコーディネーションが世界レベル。90年代、ダニエル・ラノワがこういうアナログが豊穣だった頃の機材を使うスタジオ作りの方向性を確立し、ニューヨークやロサンゼルスにはこうしたスタジオが幾つもあるんです。ミュージシャン・フレンドリーなスタジオでしょう?」と教えてくれた。
久保田さん、真理子さんとの出会いは「歌」から。2007年(私も覚えてます)EMIがワールドワイドでコンピレーション盤専門のレーベル、PETROLをスタート。久保田さんは“日本の歌”のキュレイトを依頼され、あれこれ探す中でたまたま真理子さんの「純愛」(2002年発表)を聞いて魅了され、美空ひばり、坂本九、美輪明宏らと共に選曲したことに始まる。大御所たちにもどこか共通する「独特の情感を持った極東の節」を真理子さんの歌に見出したそうだ。
「東京でも関西でもない不思議な響き。英語の歌も変にアメリカ人ぶって歌うんじゃなく、綺麗に発音して歌う。日本では“東京ドドンパ娘”からUAまで黒人っぽい声、ザラっとした倍音に憧れるでしょう?でも浜田さんはその真逆とはいわないでも癖のないカジュアルな声で歌い、それが沁みてくる。精神性を感じ、魔法に近い、シャーマニックな感覚がある。それにソングライティングが素晴らしい。言葉もメロディもシンプルなのに、がっしりとしたものがあり心を揺さぶる。そんな年でもないのにアメリカの古典に馴染んでいて、どうしてだろう?と思っていたら、『胸の小箱』(真理子さんの著書)を読んで分かったねぇ。なるほど人生の色んなことがあって、思いつきだけじゃない歌が生まれるんだ」
うんうん、そうですよね。頷きまくる私。真理子さん、天才だと思いますもん。
ちなみにこんな会話はご本人の前ではようしません。久保田さんはそんなプレッシャーかけたりするようなお人じゃない。
真理子さんはレコーディング後にこう言っていた。
「久保田さんとやってイヤな思いなんて微塵もしなかった。すごく気を遣ってくださって、曲へのダメ出しも『もうちょっとこんな感じの曲ない?』って風に言う。ジェントルマンだわ。ああ、でも曲はいっぱい書いた!普段書かないような曲も書いた。それは採用されてないけど(笑)。今回はドロドロした感情を沈殿させ、その上澄みのところを歌った感じかな。決して真水じゃないのよ。元は泥水でそれをろ過したもの」
実際のレコーディングは3日間。その後、追加で1日。あとはじっくり久保田さんが練り上げた。スタジオを訪れた日、歌も入った音源を聞きながら、パーカッションを加える過程を見学させてもらった。いい音響で聴いた“その段階での”新作は過去の真理子さんのどのアルバムとも違い、思わず「ぜんぜん違う!」と声にした。そして私は欧米を中心に世界の色んな女性の歌を好んで聴いてきたけど、こんなに素晴らしい歌にこんな身近に出会えて、なんて嬉しいんだろうと思った。そしてミュージシャンの方々も凄い。ああ、プロだなと感嘆。
「みんな僕と長い人たち。良質なたんぱく質を供給できる人たち。浜田さんはDown To Earthな人だから、そういう音楽家を招いたんです」と久保田さん。なるほど。
驚いたのはインスト曲が2曲もあったこと。
「最初のアルバム『mariko』(2002年)の重要な魅力にピアノがあったんですよ。インストの比重があった。浜田さんは手が大きくないけど、ピアノに渋いヴォイシングと健気な響きがある。そこを意識して聴いてほしい」
久保田さんは『mariko』をとても愛してらして、真理子さんとも打ち合わせの最初の頃に「ああいう感じ」を今また違うアプローチでやろうというような話をしていたらしい。ああ、言われたみたら、『mariko』に入ってる「song never sung」なんて、ピアノが歌詞より多くを語っていたなぁと思い出す。あのピアノを聴くと、私が置いてきてしまった、無下にした、放り出した、色々大切なものが胃のあたりでモワモワと動き出してキュ〜とした気持ちになるんだ。ちなみに『mariko』を聴くと私は、真理子さんてクリスティン・ハーシュに共通するものあるなぁと思って真理子さんにそう言うと、
「いつもみんな自分の好きな誰かに私を似ているという。たぶん8割方はその人の言う誰かに似てて、それが私の親しみ易さになっているのかも。でも残り2割は似てないという自負がある。私にロールモデルはいない。アイデンティティーないのがアイデンティティー。浜田真理子という棚に置かれるのが私の音楽なの」
浜田真理子の6枚目のオリジナル・アルバム。浜田真理子の棚に置いてください。
最後にデータを。
今回はオリジナル曲だけじゃなく、カバーもあります。「You Don’t Know Me」は1955年に書かれ、レイ・チャールズが名盤のほまれ高い『Modern Sounds in Country and Western Music』(1962年)で発表して全米トップ5入りした名曲。「Since I fell for you」は1945年にバディ・ジョンソンが書いて数多くのシンガーが歌っています。ボニー・レイットとか。さらに「なにもないLOVE SONG」は久保田さんがプロデュースする那智勝浦のギタリスト、濱口祐自さんの曲。「春の嵐の夜の手品師」はあがた森魚さんの曲。こうしたカバー曲を選んだ理由は是非、聴いてそれぞれがお確かめください。
(文・和田靜香/音楽&相撲ライター)
☆ハマダ、久しぶりのアルバム発売です。プロデュースは久保田麻琴さん、そして帯コメントを小泉今日子さん、解説文章をライターの和田静香さんにお願いしました。みな、大好きな方々ばかりです。久保田さんの手により、いろんなハマダが顔を出した大切な一枚になりました。どうぞよろしくお願いします

浜田真理子/タウン・ガール・ブルー
Mariko Hamada/Town Girl Blue
発売日:2017年2月15日(水)
品番:VSCD9725
バーコード:4540399262277
税抜価格:2700円
フォーマット:CD(紙ジャケット仕様)
レーベル:VIVID SOUND
収録曲:
01.彼方へ
02.You don't know me
03.明星
04.Chat Noir
05.Since I fell for you
06.静寂(しじま)
07.なにもない Love Song
08.Yakumo
09.愛で殺したい
10.Mate
11.春の嵐の夜の手品師
Produced, Mixed and Mastered by Makoto Kubota ( www.makotokubota.org )
Vocal, Piano, Rhodes, Wurlitzer and Hammond Organ : 浜田真理子
Additional Players : 服部正美、加瀬達、檜山学、徳武弘文、だいどうじさかえ、池村真里野
Recording Engineers : 松下真也 (Studio Dede ), 久保田麻琴 ( Alchemy )
Cover Design : Ariyama Design Store
浜田真理子の新作フル・アルバムがリリース決定。
久保田麻琴が全編プロデュース。
Down to Earthな名盤が誕生しました。
久保田さんが連れてきた夕焼けを
真理子さんの声が青い夜の色に染めてゆく。
このアルバムを聴くことは大人の嗜みのような気がした。
小泉今日子
2016年8月の末、真理子さんが「レコーディングが東京である」というので、松江から東京へ、到着早々に会った。私とは別件の打ち合わせがあったのだ。
「久しぶりぃ」「お疲れぇ」の挨拶の続きで、「羽田まで久保田麻琴さんが迎えに来てくださって、道が混んでたから色々お話し出来て良かった」というから、
「あの久保田麻琴さん?」と聞き返すと、
「そう、久保田さんがプロデュースしてくれるの」と聞いて驚いた。
「久保田さんから最初、ライヴ盤を作ろうかとお話をいただいて、それならスタジオで録ってみたいですと答えたら、レーベルを探してきてくれてやることになったのよ。今どきねぇ、CDなんてそうそう作れないでしょう。
久保田さんのことはやられてきたお仕事含め、実はあまり良く知らなかったから、若いときの私なら自分のイメージが変わるかもって遠慮したかもしれないけど、もうこの年でしょう?自分がブレないって分かるから。それよりどんなことするのかな?という好奇心のがずっと勝ってるのよ」
真理子さんは肝の据わった風に言って、ファミリー・レストランの階段をトントントンと登って行った。
その翌々日、スタジオにお邪魔した。場所は初めて降りる北池袋という駅で、そこから徒歩10分にあるStudio DEDE。雑居ビルのエレベーターから降りると、何やらヴィンテージ感満載の楽器が並び、「おおお、すごい!」とよく分かってない私でさえ声が出る。スタジオ訪問に慣れない私は渋すぎるどら焼きなぞ買うて行ってしまったが、それをおいしそうに頬張ってくれる優しい久保田さんが、
「ここは機材のコーディネーションが世界レベル。90年代、ダニエル・ラノワがこういうアナログが豊穣だった頃の機材を使うスタジオ作りの方向性を確立し、ニューヨークやロサンゼルスにはこうしたスタジオが幾つもあるんです。ミュージシャン・フレンドリーなスタジオでしょう?」と教えてくれた。
久保田さん、真理子さんとの出会いは「歌」から。2007年(私も覚えてます)EMIがワールドワイドでコンピレーション盤専門のレーベル、PETROLをスタート。久保田さんは“日本の歌”のキュレイトを依頼され、あれこれ探す中でたまたま真理子さんの「純愛」(2002年発表)を聞いて魅了され、美空ひばり、坂本九、美輪明宏らと共に選曲したことに始まる。大御所たちにもどこか共通する「独特の情感を持った極東の節」を真理子さんの歌に見出したそうだ。
「東京でも関西でもない不思議な響き。英語の歌も変にアメリカ人ぶって歌うんじゃなく、綺麗に発音して歌う。日本では“東京ドドンパ娘”からUAまで黒人っぽい声、ザラっとした倍音に憧れるでしょう?でも浜田さんはその真逆とはいわないでも癖のないカジュアルな声で歌い、それが沁みてくる。精神性を感じ、魔法に近い、シャーマニックな感覚がある。それにソングライティングが素晴らしい。言葉もメロディもシンプルなのに、がっしりとしたものがあり心を揺さぶる。そんな年でもないのにアメリカの古典に馴染んでいて、どうしてだろう?と思っていたら、『胸の小箱』(真理子さんの著書)を読んで分かったねぇ。なるほど人生の色んなことがあって、思いつきだけじゃない歌が生まれるんだ」
うんうん、そうですよね。頷きまくる私。真理子さん、天才だと思いますもん。
ちなみにこんな会話はご本人の前ではようしません。久保田さんはそんなプレッシャーかけたりするようなお人じゃない。
真理子さんはレコーディング後にこう言っていた。
「久保田さんとやってイヤな思いなんて微塵もしなかった。すごく気を遣ってくださって、曲へのダメ出しも『もうちょっとこんな感じの曲ない?』って風に言う。ジェントルマンだわ。ああ、でも曲はいっぱい書いた!普段書かないような曲も書いた。それは採用されてないけど(笑)。今回はドロドロした感情を沈殿させ、その上澄みのところを歌った感じかな。決して真水じゃないのよ。元は泥水でそれをろ過したもの」
実際のレコーディングは3日間。その後、追加で1日。あとはじっくり久保田さんが練り上げた。スタジオを訪れた日、歌も入った音源を聞きながら、パーカッションを加える過程を見学させてもらった。いい音響で聴いた“その段階での”新作は過去の真理子さんのどのアルバムとも違い、思わず「ぜんぜん違う!」と声にした。そして私は欧米を中心に世界の色んな女性の歌を好んで聴いてきたけど、こんなに素晴らしい歌にこんな身近に出会えて、なんて嬉しいんだろうと思った。そしてミュージシャンの方々も凄い。ああ、プロだなと感嘆。
「みんな僕と長い人たち。良質なたんぱく質を供給できる人たち。浜田さんはDown To Earthな人だから、そういう音楽家を招いたんです」と久保田さん。なるほど。
驚いたのはインスト曲が2曲もあったこと。
「最初のアルバム『mariko』(2002年)の重要な魅力にピアノがあったんですよ。インストの比重があった。浜田さんは手が大きくないけど、ピアノに渋いヴォイシングと健気な響きがある。そこを意識して聴いてほしい」
久保田さんは『mariko』をとても愛してらして、真理子さんとも打ち合わせの最初の頃に「ああいう感じ」を今また違うアプローチでやろうというような話をしていたらしい。ああ、言われたみたら、『mariko』に入ってる「song never sung」なんて、ピアノが歌詞より多くを語っていたなぁと思い出す。あのピアノを聴くと、私が置いてきてしまった、無下にした、放り出した、色々大切なものが胃のあたりでモワモワと動き出してキュ〜とした気持ちになるんだ。ちなみに『mariko』を聴くと私は、真理子さんてクリスティン・ハーシュに共通するものあるなぁと思って真理子さんにそう言うと、
「いつもみんな自分の好きな誰かに私を似ているという。たぶん8割方はその人の言う誰かに似てて、それが私の親しみ易さになっているのかも。でも残り2割は似てないという自負がある。私にロールモデルはいない。アイデンティティーないのがアイデンティティー。浜田真理子という棚に置かれるのが私の音楽なの」
浜田真理子の6枚目のオリジナル・アルバム。浜田真理子の棚に置いてください。
最後にデータを。
今回はオリジナル曲だけじゃなく、カバーもあります。「You Don’t Know Me」は1955年に書かれ、レイ・チャールズが名盤のほまれ高い『Modern Sounds in Country and Western Music』(1962年)で発表して全米トップ5入りした名曲。「Since I fell for you」は1945年にバディ・ジョンソンが書いて数多くのシンガーが歌っています。ボニー・レイットとか。さらに「なにもないLOVE SONG」は久保田さんがプロデュースする那智勝浦のギタリスト、濱口祐自さんの曲。「春の嵐の夜の手品師」はあがた森魚さんの曲。こうしたカバー曲を選んだ理由は是非、聴いてそれぞれがお確かめください。
(文・和田靜香/音楽&相撲ライター)
☆ハマダ、久しぶりのアルバム発売です。プロデュースは久保田麻琴さん、そして帯コメントを小泉今日子さん、解説文章をライターの和田静香さんにお願いしました。みな、大好きな方々ばかりです。久保田さんの手により、いろんなハマダが顔を出した大切な一枚になりました。どうぞよろしくお願いします

めでたさも 中くらいなり おらが春 (一茶)
あけましておめでとうございます。2017年、そして平成29年!が明けました。どんなお正月をお過ごしですか。わたしはいつもと変わらず、駅伝を見ながらのんびりしています。昨年も応援いただきありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いします。
今年は2月にアルバムも久しぶりの発売になりますので忙しくなろうかと思いますが体調にも気を付けながらがんばっていこうと思っています。昨年の目標、ブリッジができるようになる、というのができませんでしたが、今年はがんばります(開脚も(笑))。とにかく、今年も「しなやかにほがらかにかろやかに」いこうと思います。皆さまにおかれましても、笑顔いっぱいの1年になりますようお祈り申し上げます。
2017年 お正月 浜田真理子

近所の氏神さんで

寒い日が続きますが、いかがお過ごしですか。今年も終わりですね。今年もいろんな場所でたくさんの歌をうたいました。たくさんの方にお会いしました。ありがとうありがとう。いいことも悪いことも、楽しいことも悲しいこともいろいろあったアップダウンの激しい年でした。秋には病気がわかって入院したり手術したりしてどたばたでした。延期させてもらった淀江のコンサート、来年の春にやりますね。主催者の方、チケットを買ってくださった方々にはご迷惑をおかけしました。まだ少し治療が残っていますが、1月の終わりには寛解かと思います。病気はときにつらいこともありますが、でも、そのおかげでほんとうに大事なことは何かを考えることもできました。来年はそんなこともふまえて仕事をしていきたいと思っています。もちろん、スクールMARIKOもやりますよ。1年間ありがとうございました。
からの〜
さて、いよいよニューアルバムが発売になります。ひっさしぶりだわ〜^^物販会場で「もう、買うものがないんですけど?」というあなた、おまたせしました


先日のコンサートでお配りした号外には、音楽&相撲ライターの和田静香さんが素敵な文章を書いてくださいました。ぜひ、ごらんくださいね。ご予約も受け付けています^^
発売は2017年2月15日。どうぞお楽しみに〜?やっほー?
ではでは、素敵なクリスマスを、そしてよいお年をお迎えくださいませ

12月のライブ&イベント出演情報
12月4日(日)石央紅白歌合戦

場所:石央文化会館
時間:開場11:30 開演:12:00
入場料:一般1000円(当日1200円)/大学・高校生500円(当日700円)/中学生以下無料
☆初めての石央文化会館!審査員で出ますー(笑)。途中でライブタイムもございます。
お近くの方、遊びに来てねー^^
12月20日(火)文春トーク&ライブ

『浜田真理子 「昭和」をうたう。』
時間:開場18:00/開演19:00
場所:紀尾井ホール
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町6-5(地図)
入場料:5400円(税込)全席指定席/車椅子席アリ
司会(トーク):佐藤 剛(作家・音楽プロデューサー)
チケットお申し込み:
先行予約受付:10月7日(金)9:00〜11月3日(木・祝)18:00
一般販売開始:11月12日(土)10:00〜
【チケットぴあ】 http://w.pia.jp/t/bunshunlive/
【ローソンチケット】 http://l-tike.com/bunshunlive/
【イープラス】 http://eplus.jp/bunshunlive-hm/
備考: 発券後のご返金はお受けできません。
当日開場時から若干数の当日券=5900円(税込)を販売予定。
☆よろしくお願いします^^。
12月4日(日)石央紅白歌合戦

場所:石央文化会館
時間:開場11:30 開演:12:00
入場料:一般1000円(当日1200円)/大学・高校生500円(当日700円)/中学生以下無料
☆初めての石央文化会館!審査員で出ますー(笑)。途中でライブタイムもございます。
お近くの方、遊びに来てねー^^
12月20日(火)文春トーク&ライブ

『浜田真理子 「昭和」をうたう。』
時間:開場18:00/開演19:00
場所:紀尾井ホール
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町6-5(地図)
入場料:5400円(税込)全席指定席/車椅子席アリ
司会(トーク):佐藤 剛(作家・音楽プロデューサー)
チケットお申し込み:
先行予約受付:10月7日(金)9:00〜11月3日(木・祝)18:00
一般販売開始:11月12日(土)10:00〜
【チケットぴあ】 http://w.pia.jp/t/bunshunlive/
【ローソンチケット】 http://l-tike.com/bunshunlive/
【イープラス】 http://eplus.jp/bunshunlive-hm/
備考: 発券後のご返金はお受けできません。
当日開場時から若干数の当日券=5900円(税込)を販売予定。
☆よろしくお願いします^^。
おはようございます。冬到来というわけで、強い風が吹いています。いかがお過ごしですか。風邪をひいていませんか。この荒天、センター試験の時でなくてよかったですね。ぎりぎりセーフ。
さて、既にツイッターやフェイスブックなどではお知らせしておりましたが、ライターの朝山実さんにインタビューレポを書いていただきました。朝山さんとは、今をさかのぼること10年、AERAという雑誌の「現代の肖像」というコーナーで取材いただいたご縁で知り合いましたが、昨年の夏のライブで久しぶりに再会しました。
あれからハマダは変わったのか、あんまり変わらないのか、自分ではよくわかりませんが、6回にわたるWEB連載のレポとなりましたので、どうぞゆっくりごらんいただければと思います。昨年秋のスクールMARIKO、冬の相馬行きなどに同行いただき、取材していただきました。素敵な写真も掲載されています。
http://www.hamadamariko.com/news#20160117
☆鈴鹿のJUNさん、二日間のお出かけありがとうございました。初三重県、楽しかったです。名古屋経由で行くとそんなに遠くないですねー^^アズワンコミュニティの冊子、拝見しました。興味深い取組をなさっていますね。またお会いできるのを楽しみにしています?
さて、既にツイッターやフェイスブックなどではお知らせしておりましたが、ライターの朝山実さんにインタビューレポを書いていただきました。朝山さんとは、今をさかのぼること10年、AERAという雑誌の「現代の肖像」というコーナーで取材いただいたご縁で知り合いましたが、昨年の夏のライブで久しぶりに再会しました。
あれからハマダは変わったのか、あんまり変わらないのか、自分ではよくわかりませんが、6回にわたるWEB連載のレポとなりましたので、どうぞゆっくりごらんいただければと思います。昨年秋のスクールMARIKO、冬の相馬行きなどに同行いただき、取材していただきました。素敵な写真も掲載されています。
http://www.hamadamariko.com/news#20160117
☆鈴鹿のJUNさん、二日間のお出かけありがとうございました。初三重県、楽しかったです。名古屋経由で行くとそんなに遠くないですねー^^アズワンコミュニティの冊子、拝見しました。興味深い取組をなさっていますね。またお会いできるのを楽しみにしています?

おはようございます。どんなお正月をお過ごしですか。健康で、楽しいことがたくさんの年になりますように。相変わらずのあまのじゃくのハマダでございますが、好奇心いっぱいしなやかにかろやかに(はいはい、やせますよ、)過ごしていけたらなあと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、4月の京都コンサートのチケットも発売になりました。ハマダは今年もいろんな町へ出かけて行きます。これから各地のライブが続々告知になりますので、お近くの方は(いえ、遠くの方も)ご都合がつきましたらよろしくお願いしますね。
今年の初ライブは四日市から。初ライブ初四日市でめでたさ倍増です。たくさんのお出かけをお待ちしています。
詳細はコチラ。
http://jazzspot-veejay.com/index.html
http://hamadamariko.eplus2.jp/article/429501647.html
ではでは今年もご機嫌さんで

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