1964年島根県生まれ、松江市在住。
'98年暮れ1stアルバム『mariko』をリリース。東京の大型CDショップで口コミでロング・ヒットとなる。'02年レーベル美音堂が設立され10月に2ndアルバム『あなたへ』をリリース。'03年12月廣木隆一監督、寺島しのぶ主演映画「ヴァイブレータ」にて「あなたへ」が挿入歌となり話題になる。'04年テレビ番組「情熱大陸」に出演し反響を呼ぶ。'06年大友良英プロデュース3rdアルバム『夜も昼も』をリリース。地元島根を舞台にした錦織良成監督映画「うん、何?」にて音楽を担当。'08年世田谷パブリックシアターにて、演出家久世光彦のエッセイ「マイ・ラスト・ソング」を題材にした音楽舞台で女優小泉今日子(朗読)と共演し好評を博し、各地で開催を続ける。'09年NHKドラマ「白洲次郎」にて『しゃれこうべと大砲』が挿入歌に起用される。'09年4作目となる『うたかた』をリリース。'11年資生堂アースケアプロジェクトCMに『LOVE YOU LONG』を書き下ろす。'13年5作目となるアルバム『But Beautiful』をリリース。
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ハマダマリコ的こころ
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おかげさまで2019年11月7日、無事カメリアレコーズよりライブ盤「MARIKO HAMADA LIVE 2017・2019」vol.1が発売となりました。何から何まで自分でやる自主制作は初めてのことでしたが、プロデュースの久保田麻琴さんはじめいろんな方にお世話になりました。vol.2バンド篇は2020年2月4日を発売日と決めました。それまでにぜひ、vol.1ソロ篇をお聞きになっていただけましたら嬉しいです。
CDに通常入れる紙、いわゆる歌詞カードとか、ライナノーツのたぐい、今回は入れませんでした。印刷代をケチったということもあるのですが笑、ライブを聴くように味わっていただければいいのかなと思いました。ライブの会場や日時、クレジット関係等、必要な情報はジャケットにすべておさめました。物足りない方のために、ブログにそれぞれの曲についてちょっとしたことを書いてみることにしました。読んでも読まなくてもライブ盤はお楽しみいただけると思います。
松江の花、椿をモチーフにカメリアレコーズのレーベルロゴはできました。

そういう話をプロデューサーの久保田さんと話していたら、アルバムのジャケットの話になりました。今回はどうしましょう?「松江の花が椿なら、松江の動物は?」と聞かれ、うーんと考えたけど思い当たらず。椿は有名だけど。HPで見たら、松江の木は松。まつまつまつえは君を待つ。という歌は「松江夜曲」(西条八十作詞)。あ、関係ないですね。
もう少しインパクトがほしいなと、因幡の白ウサギの神話を久保田さんに伝えました。それをブラジル人のデザイナーのタイナさんに久保田さんが伝えてくださったら、タイナさんがおもしろがってすぐにうさぎとサメの絵がジャケットになってできあがってきました。
松江というよりは、出雲神話の有名なお話です。ナイス!いい考え。神在月だしね。わたしは出雲市の小学校で子供時代を過ごしましたが、学校の劇もちょうどこのお話をやりましたし。(わたしはうさぎでも神様でもサメでもなく、「波」の役でしたけど。波って。はい、背景です。)

イメージ画像。ハマダ作。笑
なので、ソロ篇はうさぎ。(白ウサギじゃなくてなんとなくブラジル色だけど)。バンド篇はサメの絵ができました。ね、2枚そろえたらかわいいよ。それは絵の話でもあるのですが、内容についても同じです。2枚そろって初めてこのごろのハマダができあがります。ソロもアンサンブルもバンドもどうぞ聞いてね。伏してお願い申しあげます。
では、次回はいよいよ楽曲について書いていきますね。

ニューリリースのお知らせです。
今回はオリジナル盤でもなく、昭和歌謡でもなく(笑)ライブ盤です。ライブ盤といえば2014年の「La Solitude」以来5年ぶりとなりました。2017年頃から久保田麻琴さんが記録用に録音しておられたものをまとめて出すことにしました。それにともなってレーベルも立ち上げました。というか、屋号を持つことにしました。名前は「カメリアレコーズ」。松江の花、椿を名前にしました。レーベルロゴは松江市在住のデザイナーHIROSHI IITSUKA (NU) さんにお願いしました。椿をモチーフにシンプルなデザインにしていただきました。コンセプトは「レーベルを介して人、音がつながるイメージから一筆書きで椿の花を表現。単純ではない軌道で繰り返す日々」(by HIROSHI IITSUKA)。
さて、そこでライブ盤の内容ですが、なにしろ、録りためたものが結構たまっていたので選曲も苦労しましたよ。一枚に入りきらずせっかくの録音をけずるのもしのびない。というわけで、時期をずらして2枚出すことにしました。あなたがお出かけになった会場の音源、あるでしょうか?
詳細は後日。お楽しみに!

終戦記念日。今年もまたこの日がやってきて戦争について思いをめぐらせる。誰でも争いごとや戦争は嫌だと思っているだろうと思うのだけど、どうやらそうでもないのか、なかなか戦争はなくならない。今もどこかで戦時中の国はある。そして今後戦争をしたいと思っている国や人たちも世界中に少なくない。なんだかな。戦争をしたいと思っている人はほぼ全員戦争に行ったことがない人で、しかもたいていは戦争をすると儲かる人であって、戦争に行かされてよその国の人を殺したり殺されたりする人たちではない。だからどうしても話が平行線なんだろうな。想像力の欠如。戦争になったらきついだろうな、悲しいだろうな、そういう想像力を補うために、文学や音楽や演劇や映画がある。語り部たちの話がある。ほんとうは、そんなのなくたって、だめなものはだめなんだけど。わからないかな。人間はばかだな。
すべての生きたかった人のために。
さて、台風10号がどうやら松江を直撃しそうです。今日は午後から17日の松江ミュージックバー・バースデーでのライブのためのリハーサルを今回の出演者みんなでするはずだったのだけど、台風で帰れなくなったりしたら困るので昨日からニュースを見てはそわそわしていた。朝のニュースを見て、夕方がやばそうだなと思いリハーサルは明日に延期することにした。動きの遅い雨台風のようだ。どうかどうか被害が少ないことを祈ります。
HISOMでの夏休みは何物にもかえがたい経験だった。毎朝起きて、庭の草花にホースで水まきをする。それから洗濯をして、朝食の準備。MARINOが作ることもあったり、わたしが作ることもあった。朝食が終わると洗濯物を干したり、部屋を片付けたり音楽を聴いたり、各自自由時間。あっという間にお昼になって、またお昼ご飯を作って食べて午後からは歩いて3分の海へ行って、泳ぐ、というか水浴び。以前はとても人の多かった海水浴場だったそうだが今は閑散として、そのせいで海の水がとてもきれいだ。

朝ご飯

水遊びのあとは部屋に戻ってそれぞれ昼寝をしたり、歌を歌ったり。時には車で温泉街まで下りて、買い出しをしたり、熱い熱い温泉(薬師湯や元湯)に入りに行った。元湯に行ったのは滞在中一度だけだったけれど、ほんとにゆでだこの気持ちがわかるかのようだった。外の気温が30度を越える真夏にどうして48度の温泉に入ったのだろう、と去年も思ったことをまた今年も思ったのだけど、入ったあとはさっぱりぐったりでよく眠れるのだ。肌もさらさらになるし。きっと、なんで来たんだろうってまた思いながら来年も入りに来ることだろう。
途中、友達が遊びに来た。布団もあるから、遊びにおいでよと行ったら松江から妹と甥、それから友達が3人泊まりに来た。日程の関係で全員同じ日には来れなかったけれど。最初はスイカを持って妹と甥が来た。甥は7月まで会社員をしていたけれど、辞めて東京へ行くことになった。何のために?とかは特にないようだけど、一回東京の風に吹かれてみたいらしい。いい会社に勤めていたのにもったいないなあと大人は思うけれど、東京へ行きたい気持ちもわからんでもない。長い人生ですから、少しは親元を離れて広い世界を見てくるものいいね。と、思ってはみるけど、心配だわ。あの子「大天然」だから。どうぞ悪い人にだまされませんように。というわけで、妹は時々息子の旅立ちにしんみりしていた。毎週土曜の夜にやっているという神楽を見て、そのあとはカラオケに行った。盛り上がった。

犬のいるカラオケスナック
翌日妹と甥が帰ったあと、夕方頃から松江の友達が3人スイカを持ってやってきた。到着してすぐみんなは海に行った。夕陽がとてもきれいだったとのことでたくさん写真を撮って「映え」ていた。妹がつくりおいてくれたカレーを食べるとすっかり外は暗くなって、花火をしにまたみんなで浜辺へ行った。大人ばかりで花火というのもなかなかおもしろかった。星がとてもきれいだった。みんなで輪になって寝転がっていろんな話をした。青春みたいだった。わたしが向いている空には流れ星がいくつも流れて、わたしは4つも見てしまった。「4つのお願い」かよ。海水浴、すいか、カレー、花火、流れ星、ってこんな夏100年ぶりだわーと言いながら戻った。

翌日友達がみんな帰ってしまうと少し寂しくなってしまったけど、いよいよ音楽合宿だね、とMarinoと話してがんばることにする。ご飯の時間に時々フジロックの動画とかを見たりした。加山雄三さんがすごくて何度も何度も見た。


その他の客人はのら黒猫が2匹。最初は1匹ずつ来ていたから、てっきり同じ猫だと思っていたけど、いつしか2匹そろってくるようになった。親子かな。朝と夕方、ごはんを食べていると必ずやってくる。ミルクを置いておいたら、お母さんらしき猫のほうは警戒してあまり近寄らないけど、子猫はどんどんやってくるようになった。のらちゃんだからしかたないけど、毛並みがけそけそしていて、放浪もたいへんそうだ。

サルるるる
温泉街へ下りる道では猿も見た。また夜の海の近くではイノシシの家族もみた。そして朝からウグイスの声がする。昼になるとセミが鳴く。人の少ない集落だけど、結構にぎやかである。こういうところにいると、人間もなんだか謙虚になる。自然の中でなんだか、おじゃましてすいません、みたいな。
集落の中の臼井さんという方がサザエをわけてくださった。奥様が料理の仕方わかる?と言われて、えーと、と言っていたら、じゃ料理してきてあげるねとまた持って帰られた。夕方ご夫婦でサザエの壺焼きやら、あわびのバター焼きやら、とこぶしやら、刺身やらいろいろくださって、めちゃくちゃおいしかった。感謝です。

明日で帰るという日に管理人の近江さんから連絡をいただく。最終日にライブをするとおっしゃってたけれど・・・とのこと。あーそういえば宿を予約するときに、そんなことを言ったような・・・。「無理だったらいいですよ」と言われたけれど、この滞在でいろいろお世話になったので、ちょうど楽器も持ってきていることだし、ミニライブならできますよとこたえ、夕方から温泉街のあのカラオケスナックでライブをすることにした。

臼井さんご夫妻や、そのほか集落の方々や近江さんのご家族など来られたので30分ほど演奏した。テネシーワルツを歌ったら、臼井さんの奥様が「両親の思い出の曲でとても嬉しかった」と言ってくださった。翌日帰るのかと思うと寂しいなあと言っていたら、その席で、臼井さんが明日の朝、帰る前に船に乗せてあげるよと言われた。朝起きられるかな。

臼井さん
朝、がんばって早起きして臼井さんのお宅へ行くと、もう準備してくださっていた。沖泊から温泉津港まで行って帰ってきた。きれいなきれいな海だった。


起きてご飯を食べて寝るだけの夏休みだった。けれど、とても豊かな気持ちになった。お世話になりましたみなさん、ありがとうございました。ビバ、温泉津。ビバ日祖。ビバHISOM。またきっと行きますね。
あ、そうそう。温泉津ライブも決まりました。10月5日温泉津温泉、西念寺にて。この夏作った歌、歌おうと思います。詳細は後日。お楽しみに。
では、台風が接近してきたので、今日はこのへんで。みなさまもご安全に。
立秋。うそーん。というくらい暑いです。残暑お見舞い申しあげます。今年の夏休みのことを書こうとして書き始めたら、例によって昭和と平成の夏を書いただけで終わってしまった前回のブログ「夏休みその1」。ここからが今年なんだけど。どこから書き始めたらいいのか迷うな。いろいろ盛りだくさんだったから。
昨年なんの予備知識もなく温泉津(ゆのつ)温泉に遊びに行って、温泉の暑さや、海や山の美しさを味わって、さて、今年はどこへ行こうかと思っていた矢先、昨年泊まったゲストハウスの管理人の近江さんから遊びに来ませんかと声をかけてもらった。この夏もう一軒ゲストハウスをオープンされるということだった。

HISOMの玄関
昨年泊まった「湯るり」は温泉街の通りに位置していて、町中で遊ぶのには便利だが、今年の宿はそこから少し山を登って下りた向こう側の日祖という集落にあるとのことだった。11軒しかない集落の空き家を改装したその民泊施設は「HISOM」という。地名の「日祖」と「潜む」がかけてあるそうだ。隠れ家っぽいなー。

近江さん
「湯るり」はホテルみたいに部屋ごとに借りることができるが、「HISOM」は一棟貸というシステム。1人で泊まっても5人で泊まっても料金は同じというスタイルだ。なので、当然「湯るり」よりは値がはるけれど、長く泊まれば宿泊料が30%引き、50%引きしてもらえるから、人の多い観光地へ交通費をかけていくことを考えたら断然お得な気がした。
近江さんに聞くと10人くらいは楽に泊まれます、とのこと。のんびりはできそうだけれどそんな広いところに1人で滞在するのは夜とかちょっとこわいなと思ったので、仲良しのMARINOを誘って夏休みをとることにした。なにしろ日祖というところは、山の向こうなんだから。実際は松江の他の友達も泊まりに来てもらって、いくばくかいただいて宿泊費を浮かすことにする。
温泉街の狭い道をくねくねのぼって、山道を10分ほど走って到着して驚いたのは、古民家の改装の完璧なこと。きれいー。オープンしたてだからあたりまえだけど。シンプルで広々。近江さんによればキッチンまわりが充実しているとのこと。実際調理道具や、温泉津焼きの器がたくさんあり、料理も楽しくできそう。

玄関を入ると。

広いキッチン。温泉津焼きが美しい。

ぽってりと厚い器。民芸ですねー。
ここから歩いて3分くらいのところに海がある。どひゃー、誰もいない海。水の透明度がすごい。

プライベートビーチ風味。
元は台所だった場所がリビングルームになっている。まあ、なんということでしょう。

ここに楽器を並べて、音楽室として使うことにする。

ベッドルーム。

ベッドルームのソファ。

長い廊下。左はお庭。
松江から買ってきた食材を冷蔵庫に入れて、荷ほどきをして夕食を作って食べてこの日は終了。今年は7月があまり暑くなかったから、冷夏かなと思っていたけどこの日から急に暑くなってきた。暑いと疲れますね。翌日は海へ行こうと決める。つづく。
☆あかりさん、お久しぶりです。毎日暑いですね。人生100年時代に入ったそうですが、長く生きているといろんな病気にもかかりますね。病気と付き合いながら、できればご機嫌さんで過ごしたいものですね。汗疹、お大事になさってね。また会いましょう。
昨年なんの予備知識もなく温泉津(ゆのつ)温泉に遊びに行って、温泉の暑さや、海や山の美しさを味わって、さて、今年はどこへ行こうかと思っていた矢先、昨年泊まったゲストハウスの管理人の近江さんから遊びに来ませんかと声をかけてもらった。この夏もう一軒ゲストハウスをオープンされるということだった。

HISOMの玄関
昨年泊まった「湯るり」は温泉街の通りに位置していて、町中で遊ぶのには便利だが、今年の宿はそこから少し山を登って下りた向こう側の日祖という集落にあるとのことだった。11軒しかない集落の空き家を改装したその民泊施設は「HISOM」という。地名の「日祖」と「潜む」がかけてあるそうだ。隠れ家っぽいなー。

近江さん
「湯るり」はホテルみたいに部屋ごとに借りることができるが、「HISOM」は一棟貸というシステム。1人で泊まっても5人で泊まっても料金は同じというスタイルだ。なので、当然「湯るり」よりは値がはるけれど、長く泊まれば宿泊料が30%引き、50%引きしてもらえるから、人の多い観光地へ交通費をかけていくことを考えたら断然お得な気がした。
近江さんに聞くと10人くらいは楽に泊まれます、とのこと。のんびりはできそうだけれどそんな広いところに1人で滞在するのは夜とかちょっとこわいなと思ったので、仲良しのMARINOを誘って夏休みをとることにした。なにしろ日祖というところは、山の向こうなんだから。実際は松江の他の友達も泊まりに来てもらって、いくばくかいただいて宿泊費を浮かすことにする。
温泉街の狭い道をくねくねのぼって、山道を10分ほど走って到着して驚いたのは、古民家の改装の完璧なこと。きれいー。オープンしたてだからあたりまえだけど。シンプルで広々。近江さんによればキッチンまわりが充実しているとのこと。実際調理道具や、温泉津焼きの器がたくさんあり、料理も楽しくできそう。

玄関を入ると。

広いキッチン。温泉津焼きが美しい。

ぽってりと厚い器。民芸ですねー。
ここから歩いて3分くらいのところに海がある。どひゃー、誰もいない海。水の透明度がすごい。

プライベートビーチ風味。
元は台所だった場所がリビングルームになっている。まあ、なんということでしょう。

ここに楽器を並べて、音楽室として使うことにする。

ベッドルーム。

ベッドルームのソファ。

長い廊下。左はお庭。
松江から買ってきた食材を冷蔵庫に入れて、荷ほどきをして夕食を作って食べてこの日は終了。今年は7月があまり暑くなかったから、冷夏かなと思っていたけどこの日から急に暑くなってきた。暑いと疲れますね。翌日は海へ行こうと決める。つづく。
☆あかりさん、お久しぶりです。毎日暑いですね。人生100年時代に入ったそうですが、長く生きているといろんな病気にもかかりますね。病気と付き合いながら、できればご機嫌さんで過ごしたいものですね。汗疹、お大事になさってね。また会いましょう。

小学生の頃の宿題で毎日お天気と気温をつけていたけど、一番暑い日で30度、せいぜい31度くらいだった。屋外でも日陰は涼しくて、朝のうちは涼しいから宿題やってしまいなさーい、という感じだった。本家に泊まりに行って、いとこたちとそうめんとか、ラーメンとか、簡単なお昼を食べたらエアコンのかからない部屋でおなかにバスタオルをかけてみんなで昼寝した。セミの声がずっと聞こえていた。昭和だなー。
さて、平成の時代はほぼ夏休みなんてとったことなかった。もう大人だし、そんなに長くお休みとれないし。書店でパートの店員をしているときも、OLをしているときもせいぜいお盆に3日くらいしかとらなかった。でも、このごろの暑さといったら脳みそがとけそうだし、身体もきつい。特にフリーランスになってからは、働こうと思ったらいくらでも働けるし休みをとるのはこわい。9時5時の仕事でもないからライブがなければいつも遊んでいるように見えても、頭の中ではいろんなことを考えている。というかずーーーっと何かを考えている。音楽のことやマネジメントのことや。休みたい、でも、こわい、しんどい、こわい、しんどい、こわい、しんどいを繰り返して、50歳になった頃からそろそろ自分で休みをコントロールしなきゃあと思うようになった。けれどなかなかうまくいかなかった。
そんな中、フリーランスになってからの3年目くらいの冬のある朝、悲しくもないのに起きたら涙がざあざあ出て止まらなくなった。「おはよう」と部屋をのぞいた母も驚いていたが、自分がもっと驚いた。なになにこれなに。なんの感情もないのに、ただただ涙がこぼれる。ああ、わたし壊れたのかな。そのときは長いツアーの前で、ライブの準備、音楽のことだけでなく、CDを送る宅急便の手配やら、宿やら、移動の手配やら、細かい仕事がたくさんつまっていて、明日の朝起きたらあれやってこれやってと思いながら寝たところだった。いっぱいいっぱいだったんだな。あの時。長いツアーを前にした不安を少しでも軽くするために準備を万全にしようとしていたんだな。
その前の年、乳がんになって幸い軽くてすんだのだけど、ホルモン治療の薬を再発防止のために5年は飲まねばならず、そのせいで更年期障害が加速してしまったことも原因のひとつではある。病院で先生に「先生やばいです、このままだとうつ病になってしまいます。やばいやばいわー!」と大騒ぎして(うつ病じゃないじゃん、)、サプリを飲んだりあれやこれやして、ああこれはちょっといろいろがんばりすぎたなあと思ったのだった。それで、それなら少しまとめて休みをとろう、休んで身体も心も頭も休めよう、休みも仕事のうちと考えよう、でもただ休むのは簡単だけど、お金も回していかないといけないですしと少しずつスケジュールの調整の試行錯誤をしてやっと夏休みがとれたのが平成最後の夏だった。

昨年は島根県大田市の温泉津温泉に一人で行った。真夏の一番暑いときに温泉というのもどうなのかと後で思ったけれど(笑)あまり人でごったがえしていない場所でひっそりとなにもせず過ごしたかった。普段旅が仕事だから、いざ休みとなるともう移動は面倒で。それが思いのほか楽しかった。一人でいてもテレビがなくてもどうってことない。wifiはありますかと聞いたけど。それさえあればなんとかなる。木々の緑が美しく、海の色はただただ青く、温泉の湯は超熱いけど体中の血のめぐりがよくなっていい気分だ。あとは音楽を聞いて、本を読んでぶらぶらして過ごした。時には神楽を見たり、大森銀山まで足を伸ばしたり、カラオケに行ったりして遊んだ。
宿近くの神社で毎週土曜日に行われる石見神楽。この日は仁摩高校の生徒さんの日。
昨年の8月のある日のFBにはこんなことを書いている。のんきなものです。
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古い町並みを散歩をしていてあんまり暑いのでアイスクリームを買いに入ったお店。おじさんが出てきたのでこんにちはと言ったら「あんた、姿勢がいいなあ」と言われる。へ?姿勢ですか。「うん、姿勢がものすごくいいわ、」。まあ、ありがとうございます、と言いかけた「まあ」の「あ」ぐらいのところで、おじさんが「ちょっと小太りだけど」と言う。
「小太り」の語感がおかしくてははって笑うとおじさんがさらに「でも、姿勢はいいわ。ま、小太りだけど。小太りとか言っちゃいけないけど、」とか言って、なら言うなよと思いながら笑顔絶やさず。「でも、小太りだけど姿勢がいいよ、胸を張って歩いてる感じがね、」と言う。だいたい姿勢ってなんだや、と思いつつ、姿勢はともかく「小太り」を4回も言われた挙げ句の果てに、アイスクリームをくださいとは言いづらい。
でも、超暑いので「あのー、アイスクリーム食べたらまた太りますかね」と聞いてしまう弱い自分。なんでおじさんに許可をもらう必要があるのか。がんばれわたし、貫けアイス。打ち込め青春。
そしたらおじさんが笑いながら「いや、アイス食べてもいいよ、小太りとか関係ないんだよ、ハートがよければ大丈夫」って、そのまとめ意味わからんぞ。しかもどさくさで5回目言っただろう。
でも、ハートには自信があるので、「じゃ、アイスクリームください」ってソフトクリームみたいなやつ買ってにやにやしてお金を払ったら、おじさんが「あんた、爪を緑色にしてるね」って。「姿勢」のあとで、第二部「爪」が始まったらやなので、もうええちゅうねんと思ってへらへらしてお店を出ました。楽しかったです。
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そんなわけで、昨年はそのあと「Lounge Roses」のレコーディングをしたり、20周年でお声がけいただいたたくさんの仕事をばっちりがんばれたのだった。 つづく。
5月には暑い日が続いたけれどここのところ少し涼しい日が続いている。例年並なのかどうなのか、いつも異常気象だから「例年」て何かもうよくわからない。山陰の梅雨入りはまだで、東北に先を越されてしまった。雨が不足してダムの水が減っているとニュースで見たから、適度に降ってほしいとは思う。適度にね。災害を引き起こすような土砂降りは困る。

相撲ライターの和田靜香さんの「21世紀の相撲絵師たち展」
和田靜香さんはミュージックライターだけれど、近年は相撲ライターとしても活躍している。昨年から相撲絵師展というのを始めて相撲に愛を惜しみなく注いでいる。昨年は行けなかったけれど、今年はライブのため上京していたのでチャンス!と思い、10連休のさなか、5月3日の初日に出かけてきた。和田さんの師匠の湯川れいこさんの姿もお見かけした。相撲を愛するみなさんの作品に囲まれている和田さんは幸せそうだった。自分の好きなことをとことん追求する彼女の姿はほんとうにすがすがしくて美しい。
5月5日の子供の日、六本木ヒルズアリーナで歌う機会をいただいた。Jwaveと六本木ヒルズの主催で毎年オーガナイザーを迎えて2日間開催される「TOKYO MAPS」というイベントがそれだ。今年のオーガナイザーは大橋トリオさん。一人だけどトリオさん。そのトリオさんにお誘いいただいて出演することになったので、わくわくとどきどきで出かけた。大橋トリオさんとは11年程前に大橋さんのアルバムの曲「This is the love」でデュエットさせていただいたことがある。当時から素敵な方だったけれど、ますます活躍して輝いていらっしゃる。
オファーをいただいてすぐにサックスのMARINOさんに連絡してご一緒してもらうことにした。ソロでやるのももちろんOK。でも、あそこでMARIちゃんのサックスが響いたら素敵だろうなあ、そこで歌ってみたいなあと思ったのだった。音響ミックスに久保田麻琴さんもお誘いしてチーム感に包まれる。40分があっという間だった。ご一緒した他の出演者のみなさんもみな素敵だった。

終演後
40分のステージの選曲は4月のうちにしてあって、既に主催者の方に連絡してあった。けれど、直前になって遠藤ミチロウさんの訃報を知り、迷った末、曲を差し替えてもよいかと聞いたら快諾を得た。ミチロウさんの「カノン」を歌いたかったのだ。
子供の日に訪れた家族連れやら、トリオさんのファンやゴールデンウィークのショッピングを楽しむ人々がヒルズアリーナに集まった。野外のコンサートであんなにたくさんの人の前で歌ったことってあったかなあ。なかったかもしれないなあ。ほんとうに五月の風が高い天井の下を吹き抜けてさわやかな一日だった。MARINOさんのサックスも遠くまで響いていい音だった。サウンドチェックで「Mariko's Blues」を歌ったらどこからか「イエイ!」と大きなかけ声がかかって驚いていたら音響ブースの久保田さんだった。踊りながら卓の操作をしてらした。うける笑。いつもアナログ卓を持ってきていい音にしてくださってありがとうございます。いつもライブハウスやホールのコンサートが多いけれど、この日は外の風に吹かれて気持ちよかった。たまにはこういうのも経験してみるもんですね。とにかく、お誘いいただいた大橋さん、ありがとうございました。
このライブのレビューはコチラ
☆ブログへのコメントありがとうございます。遅くなりましたがお返事を。
アラン塚原さま
ミチロウさんの追悼文をお読みいただきありがとうございました。
安藤正司さま
アピア40素敵な場所ですね。訃報が多くて嫌になりますが、どうかお体に気をつけていい音楽たくさん聞きましょうね。
ユウジさま
ほんとですね。先日もミチロウさんの歌をふと聴いて涙しました。素敵な方でしたね。
KAMO1964SHUUJIさま
多くの人に愛されたミュージシャンでしたね。ミチロウさん。ドムドムバーガー、やよい、スイング、みんな無くなってしまいましたが、懐かしく読ませていただきました。ありがとうございました。
yujiさま
ありがとうございます。僭越ながら、これからもあの歌を歌い続けて行きたいと思います。

相撲ライターの和田靜香さんの「21世紀の相撲絵師たち展」
和田靜香さんはミュージックライターだけれど、近年は相撲ライターとしても活躍している。昨年から相撲絵師展というのを始めて相撲に愛を惜しみなく注いでいる。昨年は行けなかったけれど、今年はライブのため上京していたのでチャンス!と思い、10連休のさなか、5月3日の初日に出かけてきた。和田さんの師匠の湯川れいこさんの姿もお見かけした。相撲を愛するみなさんの作品に囲まれている和田さんは幸せそうだった。自分の好きなことをとことん追求する彼女の姿はほんとうにすがすがしくて美しい。
5月5日の子供の日、六本木ヒルズアリーナで歌う機会をいただいた。Jwaveと六本木ヒルズの主催で毎年オーガナイザーを迎えて2日間開催される「TOKYO MAPS」というイベントがそれだ。今年のオーガナイザーは大橋トリオさん。一人だけどトリオさん。そのトリオさんにお誘いいただいて出演することになったので、わくわくとどきどきで出かけた。大橋トリオさんとは11年程前に大橋さんのアルバムの曲「This is the love」でデュエットさせていただいたことがある。当時から素敵な方だったけれど、ますます活躍して輝いていらっしゃる。
オファーをいただいてすぐにサックスのMARINOさんに連絡してご一緒してもらうことにした。ソロでやるのももちろんOK。でも、あそこでMARIちゃんのサックスが響いたら素敵だろうなあ、そこで歌ってみたいなあと思ったのだった。音響ミックスに久保田麻琴さんもお誘いしてチーム感に包まれる。40分があっという間だった。ご一緒した他の出演者のみなさんもみな素敵だった。
終演後
40分のステージの選曲は4月のうちにしてあって、既に主催者の方に連絡してあった。けれど、直前になって遠藤ミチロウさんの訃報を知り、迷った末、曲を差し替えてもよいかと聞いたら快諾を得た。ミチロウさんの「カノン」を歌いたかったのだ。
子供の日に訪れた家族連れやら、トリオさんのファンやゴールデンウィークのショッピングを楽しむ人々がヒルズアリーナに集まった。野外のコンサートであんなにたくさんの人の前で歌ったことってあったかなあ。なかったかもしれないなあ。ほんとうに五月の風が高い天井の下を吹き抜けてさわやかな一日だった。MARINOさんのサックスも遠くまで響いていい音だった。サウンドチェックで「Mariko's Blues」を歌ったらどこからか「イエイ!」と大きなかけ声がかかって驚いていたら音響ブースの久保田さんだった。踊りながら卓の操作をしてらした。うける笑。いつもアナログ卓を持ってきていい音にしてくださってありがとうございます。いつもライブハウスやホールのコンサートが多いけれど、この日は外の風に吹かれて気持ちよかった。たまにはこういうのも経験してみるもんですね。とにかく、お誘いいただいた大橋さん、ありがとうございました。
このライブのレビューはコチラ
☆ブログへのコメントありがとうございます。遅くなりましたがお返事を。
アラン塚原さま
ミチロウさんの追悼文をお読みいただきありがとうございました。
安藤正司さま
アピア40素敵な場所ですね。訃報が多くて嫌になりますが、どうかお体に気をつけていい音楽たくさん聞きましょうね。
ユウジさま
ほんとですね。先日もミチロウさんの歌をふと聴いて涙しました。素敵な方でしたね。
KAMO1964SHUUJIさま
多くの人に愛されたミュージシャンでしたね。ミチロウさん。ドムドムバーガー、やよい、スイング、みんな無くなってしまいましたが、懐かしく読ませていただきました。ありがとうございました。
yujiさま
ありがとうございます。僭越ながら、これからもあの歌を歌い続けて行きたいと思います。
お久しぶり。春のツアーが一段落して、なんかすることがないなあって思ってアマゾンプライムの映画を見たりしています。暇か。いやいや暇じゃないんだけどさ、たまにはドラマも見たいなーって思ってね。ライブのまとめ、4月20日の広島まで書いていましたね。それならその続き書かなきゃあ。思い出せるかな。

4月29日は平成の最後のお仕事で歌ってきました。2020年、来年のことですが、第71回全国植樹祭が島根県で行われます。ハマダは島根県の植樹祭実行委員会からそのテーマソングを頼まれました。大会の1年前イベントでテーマソングのお披露目をするとのこと。本番は大田市の三瓶山だけどただいま絶賛準備中とのことで1年前イベントは松江市の森林公園で行われました。昨年の観光列車「あめつち」のテーマソング以来、テーマソングづいておりますがこのたびも光栄なお仕事で、責任も重いなあと思いました。
「あめつち」のときのように軽快で、覚えやすく、明るく、楽しく、子供から大人まで楽しめて、吹奏楽で演奏できるものがよいということで、またプロデューサーの久保田麻琴さんに録音やアレンジなどをお願いすることにしました。昨年の12月ごろに実行委員会の方から概要をお聞きしてイメージを膨らませました。全国植樹祭は国土緑地化運動のひとつで1950年に第一回が開催されました。毎年各県でのまわりもちで、天皇皇后両陛下の隣席、また「お手植え」などもあります。ついこの間、今年の第70回の大会が愛知県で行われた際、令和天皇皇后両陛下の出席のニュースをご覧になった方もあるかと思います。
お話をいただいたのが、昨年2018年の冬。2020年てことはまだまだ先だなんて思っていましたが、1年前イベントで披露したいからということで、実は意外と日程が厳しかったのです。楽曲の納品が2019年の3月末まで。ほら、年度とかまたぐといろいろややこしいではないですか。予算とかあれで。なので12月の打ち合わせのあと、1月には曲を作って2月にはレコーディングをすませないと3月には間に合わないということでしたが、12月は年末年始を沖縄で過ごしたりして、年明けにもライブツアーがあってあちこち(名古屋、松阪、横浜など)行っていたので、なかなか書けず。その間の心が苦しかったのなんのって。
その上父も具合が悪く、朝から晩まで病院に詰めっきりでしたから、植樹祭の楽しい歌になかなか集中できず。実際のところ1月のツアーを終えて数日で書き上げました。もちろん歌詞などはお話をいただいた時からずっと断片やキーワードを頭の中に転がしていましたので、あとはまとめるだけではあったのですが。うーん。今思い出してもどうやって書いたかよく思い出せません。火事場の馬鹿力とか言うじゃないですか。締め切りアドレナリンとか。そういう感じで。でも素敵な歌になりました。
実行委員会の方が力説されたのは、島根の植樹祭は「循環型」で行うということです。1950年から始まった植樹祭は毎年持ち回りと書きましたが、もう全県回って2巡目に入っています。前回の島根県大会は1971年(昭和46年)です。なんと48年前。前回と同じ場所で、前回植樹した木をもう一度使って会場の設営をしたりするのだそうです。そしてそれをしているのは「島根県だけ!」ということなどを歌に入れてねって。内心どないせっちゅうねんと思いましたが、「あー。はいはいあ、なるほど」とか言ってみました。確かにそれはすばらしい。植樹祭の為に、無意味に森林伐採していたら本末転倒だし。さらに、2020年は「日本書紀1300年」の年にも当たるから、そういうニュアンスも入れてね。って。無理。それは無理。
島根の歌だからって、神話神話するのあんまり好きじゃない。もちろんそれは強みですし、神話は心のふるさとだけど、でも、というか、島根はそれだけじゃない、それを強調しなくてもきっといいのが書ける、書いてみせると今月今夜のこの月に誓おうと思いました。
そういうわけで、まあがんばって書いてみたのです。タイトルは「HOME」。地元ですし。ふるさとに木を植えるってすごいことだなと思い。木を植えるって途方もなくのんびりとして先の先まで見つめた事業だと思います。だってその木が育ったところを生きてる間に見られないかもしれないんだもの。目先のことを考えていたらとても木が育つまで待てやしない。そんなことをずっとやってきて、また未来に向かって、先の時代の人たちのために植えるんだなって思ったらすごく壮大なことだと気づきました。人間なんて、というか、一つの生命体なんて、ちっぽけだね。ちっぽけがずっとつながって今があるんだね。なんかすごいな。
明日はきっとまた誰かがここに立つ
まだ見ぬあなたに愛を贈ろう

レコーディング風景
アレンジは久保田麻琴さんが、吹奏楽ならば、ブラジルの「マルシャ」というリズムを使おうと言われました。マーチングに最適です。ブラジルには「サンバ」というリズムが有名ですが、それだけではなく、たっくさんリズムの種類があるとのことです。昭和歌謡の「Lounge Roses」でお世話になったブラジル人のサックス奏者のグスタボ アナクレートさんと、編曲家の八木美楠子さんにブラスアレンジをお願いして素敵なフレーズがつきました。ドラムはハットリーニョこと服部正美さん。ベースはおなじみ加瀬達さん、グスタボさんとMARINOさんがサックスパートを担当。トランペットとトロンボーンは八木さんが率いる「バンダマンダカリーニョ」のメンバーである田中充さんと上杉優さん。それからカバキーニョをだいどうじさかえさん。コーラスは久保田さんとMARINOさん。ハマダもちょこっと。

レコーディング風景その2
「HOME」ずっと愛していただけますように。
追記:「HOME」をどこで聞けるかというおたずねがありますが、そのうち植樹祭のHPなどで公開になるかと思います。FM山陰「浜田真理子のご機嫌さんで♪」でもときどきかけています。
4月29日は平成の最後のお仕事で歌ってきました。2020年、来年のことですが、第71回全国植樹祭が島根県で行われます。ハマダは島根県の植樹祭実行委員会からそのテーマソングを頼まれました。大会の1年前イベントでテーマソングのお披露目をするとのこと。本番は大田市の三瓶山だけどただいま絶賛準備中とのことで1年前イベントは松江市の森林公園で行われました。昨年の観光列車「あめつち」のテーマソング以来、テーマソングづいておりますがこのたびも光栄なお仕事で、責任も重いなあと思いました。
「あめつち」のときのように軽快で、覚えやすく、明るく、楽しく、子供から大人まで楽しめて、吹奏楽で演奏できるものがよいということで、またプロデューサーの久保田麻琴さんに録音やアレンジなどをお願いすることにしました。昨年の12月ごろに実行委員会の方から概要をお聞きしてイメージを膨らませました。全国植樹祭は国土緑地化運動のひとつで1950年に第一回が開催されました。毎年各県でのまわりもちで、天皇皇后両陛下の隣席、また「お手植え」などもあります。ついこの間、今年の第70回の大会が愛知県で行われた際、令和天皇皇后両陛下の出席のニュースをご覧になった方もあるかと思います。
お話をいただいたのが、昨年2018年の冬。2020年てことはまだまだ先だなんて思っていましたが、1年前イベントで披露したいからということで、実は意外と日程が厳しかったのです。楽曲の納品が2019年の3月末まで。ほら、年度とかまたぐといろいろややこしいではないですか。予算とかあれで。なので12月の打ち合わせのあと、1月には曲を作って2月にはレコーディングをすませないと3月には間に合わないということでしたが、12月は年末年始を沖縄で過ごしたりして、年明けにもライブツアーがあってあちこち(名古屋、松阪、横浜など)行っていたので、なかなか書けず。その間の心が苦しかったのなんのって。
その上父も具合が悪く、朝から晩まで病院に詰めっきりでしたから、植樹祭の楽しい歌になかなか集中できず。実際のところ1月のツアーを終えて数日で書き上げました。もちろん歌詞などはお話をいただいた時からずっと断片やキーワードを頭の中に転がしていましたので、あとはまとめるだけではあったのですが。うーん。今思い出してもどうやって書いたかよく思い出せません。火事場の馬鹿力とか言うじゃないですか。締め切りアドレナリンとか。そういう感じで。でも素敵な歌になりました。
実行委員会の方が力説されたのは、島根の植樹祭は「循環型」で行うということです。1950年から始まった植樹祭は毎年持ち回りと書きましたが、もう全県回って2巡目に入っています。前回の島根県大会は1971年(昭和46年)です。なんと48年前。前回と同じ場所で、前回植樹した木をもう一度使って会場の設営をしたりするのだそうです。そしてそれをしているのは「島根県だけ!」ということなどを歌に入れてねって。内心どないせっちゅうねんと思いましたが、「あー。はいはいあ、なるほど」とか言ってみました。確かにそれはすばらしい。植樹祭の為に、無意味に森林伐採していたら本末転倒だし。さらに、2020年は「日本書紀1300年」の年にも当たるから、そういうニュアンスも入れてね。って。無理。それは無理。
島根の歌だからって、神話神話するのあんまり好きじゃない。もちろんそれは強みですし、神話は心のふるさとだけど、でも、というか、島根はそれだけじゃない、それを強調しなくてもきっといいのが書ける、書いてみせると今月今夜のこの月に誓おうと思いました。
そういうわけで、まあがんばって書いてみたのです。タイトルは「HOME」。地元ですし。ふるさとに木を植えるってすごいことだなと思い。木を植えるって途方もなくのんびりとして先の先まで見つめた事業だと思います。だってその木が育ったところを生きてる間に見られないかもしれないんだもの。目先のことを考えていたらとても木が育つまで待てやしない。そんなことをずっとやってきて、また未来に向かって、先の時代の人たちのために植えるんだなって思ったらすごく壮大なことだと気づきました。人間なんて、というか、一つの生命体なんて、ちっぽけだね。ちっぽけがずっとつながって今があるんだね。なんかすごいな。
明日はきっとまた誰かがここに立つ
まだ見ぬあなたに愛を贈ろう
レコーディング風景
アレンジは久保田麻琴さんが、吹奏楽ならば、ブラジルの「マルシャ」というリズムを使おうと言われました。マーチングに最適です。ブラジルには「サンバ」というリズムが有名ですが、それだけではなく、たっくさんリズムの種類があるとのことです。昭和歌謡の「Lounge Roses」でお世話になったブラジル人のサックス奏者のグスタボ アナクレートさんと、編曲家の八木美楠子さんにブラスアレンジをお願いして素敵なフレーズがつきました。ドラムはハットリーニョこと服部正美さん。ベースはおなじみ加瀬達さん、グスタボさんとMARINOさんがサックスパートを担当。トランペットとトロンボーンは八木さんが率いる「バンダマンダカリーニョ」のメンバーである田中充さんと上杉優さん。それからカバキーニョをだいどうじさかえさん。コーラスは久保田さんとMARINOさん。ハマダもちょこっと。

レコーディング風景その2
「HOME」ずっと愛していただけますように。
追記:「HOME」をどこで聞けるかというおたずねがありますが、そのうち植樹祭のHPなどで公開になるかと思います。FM山陰「浜田真理子のご機嫌さんで♪」でもときどきかけています。
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