視聴コーナー
YouTube mariko channel new! 詳しくはこちら
You Tube浜田真理子美音堂公式チャンネル
≫詳しくはこちら
news
MARIKO HAMADA Live vol.2 2020.2.4発売!!! Vol02jacket_low.jpg


昨夜、『犬の記憶』を読み終えました。もっと、ちびちび読み進めるつもりだったのですが、あまりおもしろいので、やめられず、一気におしまいまで突っ走ってしまいました。これから読む『犬の記憶終章』も楽しみです。ひろすけさん、そうだったんですか。うっかりしていました。ひろすけさんの本、もう一度、開いてみますね。

実は、『犬の記憶』を読む前には、茂木健一郎さんの『脳と仮想』(新潮社)を読んで、大変感動していました。脳とこころ、そして記憶について書かれた『脳と仮想』、写真と時間と記憶について書かれた『犬の記憶』、書かれた時期もジャンルも、そして多分本屋さんで並べられている場所もぜんぜん違うであろうこれらの2冊はしかし、まるで合わせ鏡のように互いを照らし合い、また驚くべきタイミングと精度で、わたしのこころの中の一点に光をあててくれます。
その一点とは、「うた」。

朝は雨がぱらついていたのに、仕事をしているうちに少しずつ晴れて、3時の休憩の時間には、窓の外の風景のずっと遠くに大山(だいせん)の美しい姿が見えました。びっくり。手前にある近くの山は、はっきりくっきり見えるのに、富士山に似たその姿は頂上近くに雪の帽子をかぶってなんだかぼんやりと見えていました。砂漠で見る蜃気楼はかくあらんというような、はかない姿。携帯で写真を撮ろうとしたけれど、やっぱり、遠すぎました。

さっそく、森山大道さんの『犬の記憶』読み始めています。ぬまたさんが書いておられたように、すばらしい本ですね。股旅ごころをまたもやくすぐられています。


土日のマリコ的を二日分いっぺんにアップしたのは初めてです。が、両方とも書いて残しておきたいできごとでした。今日は、県立美術館にて、写真家の森山大道さんのトークショウがあり、出かけてきました。森山大道さんのことは、大友良英さんの最新アルバム、ONJOの『OUT TO LUNCH』のジャケットの写真で初めて知りました。アルバムができるときに、この写真を使えることになったと関係者のみなさんが大変興奮しておられたのでとても印象深かったのと、実際にできあがったCDを見て、とってもかっこいい写真だなぁと思っていただけだったのですが、先日新聞で、県立美術館で、『DAIDO EMOTION』という森山大道氏のコレクションの展示がなされていること、今日のトークショウのことが載っているのを見て、びっくりしたのでした。なんだか、不思議なご縁だなと、これはぜひ行かなくちゃとこころに決めていました。

少し早めに行って、『DAIDO EMOTION』をぐるっと見てまわりました。モノクロの写真がほとんどでしたが、写真のことにはまったくしろうとのわたしにもはっきりわかるほど、こちらの胸に迫ってくるような写真の数々でした。トークショウは約2時間にわたって行われましたが、聞けば、森山氏は子供のころ、島根県で過ごされたとのこと、またまた、ご縁を感じてしまいました。3年前に美術館をあげての森山大道『光と影』という個展があったそうで、それにはわたしのアンテナが間に合わず、残念に思いましたが、遅ればせながらやっと、このたびの展示作品にふれることができてよかったです。

森山氏のお話はたいへん興味深かったです。先にも書いたように写真の技術に関してはまったくの門外漢のわたしですが、世の中に作品を発表している人、という観点から見ると、わたしにも学ぶべき点がたくさんあるように思って感銘を受けました。トークショウが終わってから、学芸員の方に、サインをいただけるかどうか、お尋ねしたら、こころよく聞いてくださって、森山氏にお会いすることができました(すごくかっこいい人でした)。実は、そんなこともあろうかと、件の大友さんのCDをかばんにしのばせて行っていたのです。もしもCDにサインがもらえたら、大友さんや沼田さんが喜ばれるのではないかなぁと思ったのです。ふふふ。おそるおそるCDを差し出したら、「ああ、これか」と微笑まれて、気さくにサインを書いてくださいましたよ。あのぅ、これを写真にとって、ブログで自慢してもいいでしょうか、と聞いたら、笑って「いいよ」と言ってくださいました。感謝感激です。大友さ〜ん、沼田さ〜ん、もらってきましたよ〜!帰りに美術館のショップで森山氏の本、『犬の記憶』『犬の記憶終章』(河出文庫)を買って帰りました。濃い週末が終わりました。


土曜日の夜は、バースデイにて、野口厚司さんのライブがあり、見に行きました。(野口厚司さんは、安来のおじとうりふたつの人です。)このライブは野口厚司さんのお友達の角松敏生さんプレゼンツ、ということで、野口さんのユニット仲間のイサオさんとともに、角松さんも一緒に演奏に参加されました。3人ともギターというかわった編成でしたが、不思議と3人の音がだぶらずそれぞれ聞こえたのがおもしろかったです。ライブはトークも含めて12時までたっぷりあって大盛り上がり、そのあと、打ち上げに突入しました。わたしもなんとなく、お仲間に加えてもらって、歓談しました。途中で、絵描きの懐かしいお友達がお店にあらわれたので、わたしはメインテーブルからはちょっと中座して、お友達とママさんといっしょにおしゃべりに花を咲かせました。一方、長老の角松さんは、またもやのりのりべいべーでした。8分音符でリズムをくう、という角松式一本締め(できなくてみんなで練習しました)で解散したのは、朝の4時を過ぎていました。駐車場へ行くと、車が凍っていました。みなさんおつかれさまでした。あ、そうそう、野口さんは安来のおじにことづかったという、「きりぼんちゃん」をくれました。わ〜い。明日会社で自慢します。

ぼたもち、食べたいですね。会社の帰りに前を通る、お菓子屋さんに「さくら餅」と書いた紙がはってありました。そっちもいいなぁ。今日は水分の多い雪がたらたらと一日中降ったりやんだりしていました。冷えますね。『鬼平犯科帳』を見ていたら、みねっちがやってきて、「あら、『鬼平ハンカチ郎』見てるの?」だって。なんだそりゃ。聞けば彼女、本気でそう思っていたらしい。あっきれた。鬼平と、ハンカチ郎(変な名前)の二人組がハンカチを作って売りながら旅をするコミカルな物語かなにかだと思っていたそうだ。ぃゃぃゃぃゃぃゃ、弥次さん喜多さんじゃあるまいし。はははははは。あんまりくだらなすぎて、ちょっとおもしろい。あははははははっは、ばかばか。それにしても、(本物の)長谷川平蔵、かっこいいです。

少しずつ気温も下がってきたようで、なんだか寒いです。いえ、NONくんのせいではありませんよ。なぁんて、あはは。気温が上がったり下がったりしているようですから、体調をくずさないように気をつけてね。さて、茂木健一郎さんという方の書かれた『脳の中の人生』(中公新書ラクレ)という本を読んでいます。脳の話だから難しいのかと思って、びびりながら読み始めたのですが、雑誌の短いコラムをまとめたものだけあってたいへん読みやすいです。(どっちにしろ難しいところは、さっさか読み飛ばすので、関係ないの。)その中で、フランスの化学者ルイ・パスツールの言葉、今日の「マリコ的」のタイトルに掲げた、のを引用しておられて、興味深く思いました。以前、誰の書かれた本だったか忘れましたが、禅の本を読んだときにも、棚からぼたもち、という言葉について、棚の下に入って待っていなければぼたもちは受け取れないよぅ、というようなことが書いてあって、ただ幸運を待っているだけではだめなんだなぁと感心したことがあったけれど、それと同じキモチです。さ、あなたもわたしもがんばりましょう。『ただいま準備中』のふだを首からぶらさげて。

晴れたのは、満月の日の1日だけで、あとはずっと曇りのち雨、雨のち曇りというお天気です。それでも気温が高いので、すごしやすいです。このまま春にならないかなぁと思うけれど、週末にはまた雪マークがありました。ち。昨日は義理と人情の日、いえ、バレンタインデーでしたね。よい日でしたか?さて、2月も半分過ぎて、少しずつ少しずつこころがせわしなくなってきました。来月には、デモデモ録音があるので、それまでに、アルバムの選曲をしなけりゃいけませんし。テレビも見なきゃいけないし(いけなくはないけど)、オリンピックはあるし、頭がとっちらかっていて、なかなか読書もままなりません。今年は100冊は無理かもねぇ。富士夫さん、初コメントありがとうございます。ハマダの100冊などと呼んでいただき、恐縮です。このごろは、先日の足ツボ先生に借りた本を何冊か読んでおりました。彼女は、東洋医学や、民間療法の本をたくさん読んで勉強しているのですが、わたしもそういうことが嫌いではないので、お互いの持っている本を貸し借りしたのです。また、その中に『女性に必要な12の力』(by齋藤孝)というのもあって、これは齋藤氏が12人の女性と対談されたときのもようをまとめたものなのですが、結構おもしろかったです。副題が「『声に出してほめたい』人と話してわかった」なの。ははは、素敵!うけるぅ。