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MARIKO HAMADA Live vol.2 2020.2.4発売!!! Vol02jacket_low.jpg


50センチだけ離れて あなたとわたし
同じ道を歩いて行きましょう
重すぎる荷物をかかえて
たがいの瞳をのぞきこめなくても
ただ並んで まっすぐ 前を見て

あなたはわたし わたしはあなた
この果てしのない道を一緒に歩いて行きましょう
いつまでもいつまでもどこまでもどこまでも

50センチまで 近づいて あなたとわたし
同じ道を歩いて行きましょう
手をつないで 見つめ合って
昔を懐かしみましょう
ふたりで見た夢やかなしみ
そして喜びの数々を

あなたはわたし わたしはあなた
朝露のようにはかない道を歩いて行きましょう
いつまでもいつまでもどこまでもどこまでも

今日は、プラバホールで、佐藤愛子さんの講演があったのだけど、チケットが手に入らず行けませんでした。残念。講演を聞きに行った同僚のくろちゃんからメールが来て、愛子さんとても素敵だったとのこと。よかったね〜、また会社で詳しく教えてね〜、くろちゃん。しょうがないのでわたくし、今日は、『人生のほんとう』(by池田晶子)を読みつつしばし哲学するライオンになりました。 

☆さっきおばあちゃんに、「あんたそれ裏じゃない?」と言われて気づきました。ひえ〜。裏返しに着たままスーパーとか、行っちゃったよぅ・・・(今頃赤面)。ま、しょうがないのさ、わたしぐらいの哲学者になれば、と負け惜しみを言ってみる。

梅雨の晴れ間が続きます。今日はでも、湿度が低くてさらっとしていました。こういうときは少し風が吹いても涼しく感じますね。ドライブ日和だわ、と函館みやげを持って出雲の父の家まで行ってきました。車の窓から入る風がさわやか〜。みやげを披露しながら、デジカメの写真を見せて、もう何度したかわからないくらいの函館話(だんだん話に尾ひれがついてでかくなる感じ)。北島三郎記念館で買った(ぷ)、サブちゃん携帯ストラップを父に渡したら、さっそくつけてみていました。あははは。「兄弟仁義」と、「函館の女」とどちらが書いてあるのにするか迷いましたが、せっかくの函館旅行なので「函館の女」にしました。帰りに、これおもしろいから聞いてみな、と三代目三遊亭円歌さんの落語のCDを貸してくれました。浪曲が上手で、すごくおかしかったです。

☆小豆とぎ橋で謡曲「杜若(かきつばた)」ですか。きゃ〜こわいよぅ〜。>newちゃん、サナサちゃん。


昨夜は10時半に寝ました。サッカーを見るために早く寝た、というわけではありません。いつもそうなの。はははは。わたしは、目覚まし時計を使いませんので、適当に目を覚ましたら、サッカーのブラジル戦のハーフタイムでした。なので、うすぼんやりと、布団の中で横になったまま、見るような、聞くような感じで試合を観戦しました。残念でしたね。今日はお休みでしたから、そのあと二度寝をしてしまいました。

午前中のうちにお友達から、電話をもらってひさしぶりにおしゃべりしました。みんないろいろあるんだなぁと思いました。でも、がんばろうね。具体的に何もしてあげられないのが、はがゆい思いですが、話を聞く事はできるよー。また、つらくなったら電話をちょうだいね。>お友達。

午後から、母とお出かけをしました。目的は、月照寺(名前がすき)。松江藩の松平家の菩提寺なのですが、境内に3万本の紫陽花が植えられていて、紫陽花寺とも呼ばれています。10日ほど前に、母がひとりで行ってみたら、まだ咲いていなかったそうなので、雨も降ったことですし、今日こそは、と行ってみたのです。近くのローソンで、松江市の地図を買って、旅行者気分で行ってみました。途中でふと思い立って、普門院にもよりました。普門院は松平の前の藩主で松江城の初代の藩主堀尾吉晴時代のお寺だそうで(ガイドブックで知った。てへ。)、そこには観月庵(名前がすき)という古い古い茶室があるのです。もっともお茶室を建てたのは、もっとあとの時代の不昧公(松平の7代当主)なのだそうで、風流を愛したこのお殿様が月を見ながらお茶を飲むためのものだったそうです。

さて、月照寺。境内にうっそうと茂る木々に、マイナスイオンをぶりぶり感じました。花は6分咲きかな、7分咲きかな、といったところ。全部紫陽花なのが圧巻でした。ほんとに3万本あんのかよ、絶対だな、と数えてみたく思いましたが、どれが1本なのかわからず断念。歴代の藩主のお墓があるので、ひとつずつお参りしながら、朝、電話をくれたお友達のことを考えました。母に頼んで写真を撮ってもらいました。帰りには、地ビール館へ行ってみました。地元に住んでいるのに、行ったことがなかったので。バスで訪れる観光客に混じって、おみやげ物やをぷらぷら。わたしは、ビールは飲めませんが、母が「宍道湖の夕陽」という夏限定のビールを飲んでいました。どんな味?って聞いたら、「ビールの味」と言っていました。あ、そ。

夏至の声を聞いたなと思っていたら、とうとう梅雨本番です。雨に濡れた紫陽花の花は美しいけれど、雨が続くと気持ちもしっとり、そうして体がだるいですね。体調をくずさないように気をつけましょうね。今日は会社で、そんな窓の外をちらちら眺めながら、函館にも持って行って、空港やホテルや喫茶店で読んだ、『栗の樹』(by小林秀雄)の続きをちびちび読みました。読むといろいろ考えてしまうので、小説本と違ってなかなか先へ進みませんが、おもしろいです。今日は「無常ということ」という部分を読んで、特に「西行」の章に深く感じ入りました。こころの中の、「今後の読書テーマリスト」に、西行もそっと書き加えました(長い順番待ちになりそうですが)。

さて、今夜というか、明日の朝ですが、ついにサッカーもブラジル戦ですね。でも、起きていられないよぅ。あと7時間以上あるのに、「まもなく」って言わないでよね。普通に起きたら終わってるだろうし。どうする?見る?なやむなぁ。(小さいなやみですね)

宇江佐真理さんのお書きになる江戸時代小説は大好きなので、書店で見つけるたびに買って読んでいますが、今回のこの『深尾くれない』は少し変わった内容でした。「浮いた浮いたの小説を書き流す渡世の身であります」とご本人もあとがきで述べておられるように、市井もの、男女の愛情、人情もの、が多い中で、この小説の主人公の深尾角馬は鳥取藩に実在した人物なのです。資料を読んでいるうちに偶然見つけたという彼の短い記述が大層ドラマチックで、そこに魅かれて書き始められたとのことでした。

わたしは、今から18年くらい前に、鳥取市に住んでいたことがあります。鳥取市は松江市と同じように城下町で、物語の舞台は現鳥取市で、文中にあらわれる町の名前が、おぼろげに覚えている町のようすを思い出させてくれます。また、懐かしい鳥取弁がたいへん上手に書いてあったので、宇江佐さんは函館在住の方だけれど、もしかして、鳥取になにかゆかりのある方だろうかしらん、と思いながら読んでいたら、あとがきに、鳥取に取材に来て、方言指導を地元の方に頼まれた、ということも書いてありました。

「角馬こそ、真の侍です」
と、宇江佐さんのあとがきはしめくくられています。深尾角馬の壮絶な侍人生を地元の人がもっと知るといいのになぁと思います。

函館への行き帰り、羽田空港で食事をとりました。自然食レストランというのがあったので、行ってみました。バイキングスタイルで、ランチは1800円でした。食べ放題と言ってもわたしは小食なので、1800円は安くはありませんが、たとえ一口でも、いろんな種類のおかずが食べられるのは魅力かなと思うことにしました。無農薬の野菜とか、まぁそういった体によさそうな料理がたくさんならんでいたので、好きなものをちょいちょいちょいとお皿に入れて、席について食べようとしたところに、となりの席に中年のご婦人が二人入ってこられました。その後席について食べ始めたそのご婦人たちの会話が耳に入りました。「やっぱ、こういうのは(バイキング食べ放題)、食べるようなもんはないねぇ」「そぉねぇ」。わたしは結構おいしいなぁと思ってもぐもぐ食べていたところだったので、あれ、そういうものかなと、ちら、と二人のほうを見たら、お皿におかずが山盛りでした。見間違いかと思わず二度見してしまいました。「ほんと、食べるもんがないわ」「そうねぇ」ぱくぱく・・・。冗談ではなさそうだし、なんか、コントみたいだわ、と下を向いてにやにやしながら食べていたら、店員さんが厨房からお皿を持って出てこられたと思うと「ただいまできたての野菜のてんぷらをお出ししておりまーす」と言われました。その瞬間、そのご婦人の一人が「あ、あたし、野菜のてんぷら取ってこようっと」と言って立ち上がって行かれました。結局は時差式に二人がばたばたと行ったり来たりしてやっと戻ってこられると(このときはなんだかこわくてお皿をのぞき見できませんでした。もしもまた山盛りだったら絶対笑ってしまうし・・。)、今度は「1800円は高いよねぇ。そんなに食べられるもんじゃないのにねぇ」「そおねぇ」。食べてるじゃん!とこころのつっこみを入れて、またもやにやにや下を向いてがんばって食事を続けました。「ヨーグルトもあったよねぇ。あとでフルーツ入れて食べようっと」「そぉねぇ」。とか、その後何度もいろんなものをとりに行ったり来たりしておられました。どっきりカメラだったらどうしよう、とか思いました。コントみたいでした。いえ、綾小路きみまろのネタみたいでした。