視聴コーナー
You Tube浜田真理子公式チャンネル
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コンサート情報
■浜田真理子 TOWN GIRL BLUE
2017/4/13(木)
Billboard Live TOKYO (東京都)
[出演]
浜田真理子/Mariko Hamada(Vocals,Piano)
服部正美/Hattori Masami(Drums,Percussions)
加瀬達/Toru Kase(Bass)
檜山学/Manabu Hiyama(Accordion)
[一般発売]
2017/2/21(火)10:00〜

■うたの女子会
浜田真理子〜畠山美由紀〜市川愛コンサート
2017/6/4(日)
高松オリーブホール (香川県)
[一般発売]
2017/3/1(水)10:00〜

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タクシードライバーIさんのこと
平成も今日で終わり。なんとなく、なんとなくだけど、しみじみする。大晦日風味で、このままでは年越しそばとか食べてしまいそうだ。天皇皇后両陛下におかれましては、ほんとに長きに渡ってお疲れ様と申しあげたい。今後は「ジーブスの事件簿」とかゆっくり読まれる時間がありますね。どうぞお体に気をつけられますよう。さて、平成だとか、令和だとかというと、やけに怒る人がいて、ツイッターでは怖くてつぶやけないが、本心としては別にいいじゃないかと思ったりする。怒っている人も、元号がどうとかいうよりも、このお祭り騒ぎがいやなんだろうと思う。お祭り騒ぎに目をくらまされて本当のことが、大事なことが見えていないんだって。あるいは報道の横並び感とか、他にニュースはないのかとか、そういうことが嫌なんだろう。わたしは頭が悪くて、すぐに他のことに気を取られるので、いつも大事なことを見失ってしまうけれど、とにかく、なんでもかんでも怒る人がわたしは怖い。令和の世はあんまりキレたり怒鳴ったりする人がいない世であってほしい。できれば争いごとや戦争もやめてほしい。そういう祈りを込めて除夜の鐘くらいはつきたい気持ちだ。

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令和のまんじゅうこわい。

それで、ここまではマクラなのです。ツイッターと違ってブログだといつまでもいつまでも書けてしまうので、ついつい、タイトルで書こうとしたことを忘れてしまうので今日は気をつけて、書きながらタイトルをちらちら見ている。あ、そうそう、タクシードライバーのIさんのことね。ちゃんと書くよ。前回のブログにはたくさん反響をいただきました。ありがとうございました。このブログのコメント欄ではもちろんのこと、シェアをしたツイッターやフェイスブックにも。ありがとうございました。

父のことについては書いているうちに気合いが入ってきてついつい思い出語りをしてしまったのだけど、本当にココロ全開で父のことが好きだったかというと謎ではある。思い出は日々美しくなって、父がものすごく偉くてすごい人で伝記に書かれる人みたいになってしまいそうで怖いが、(ほら、野口英世みたいに)。人としてだめなところもたくさんある人だった。差別はするし、区別はするし、気分屋だし、わがままだし、すねるし、めんどくさいし、はよ死ね、と思ったことも一度や二度ではない。まあそれも含めて、落語の登場人物みたいに、「しょうがないね、おまえさんは」という感じの人でもあった。いい歌もたくさん教えてくれたしな。「松江小唄」や「コロラドの月」や「ダニーボーイ」や「バイヤコンディオス」や。数え切れないくらいいい音楽を教えてもらった。感謝感謝。だんだんね。こないだね、おじさんが亡くなって、その葬儀で、別のおばさんが、「あれ?今日はお父さん来ないの?」とうっかり妹に話しかけていて、妹が半笑いで「お父ちゃん、死んだよ」って答えてた。不謹慎だけど涙が出るくらい笑ったよ。あーあ。父みたいな人と結婚したいとは思わないし、恋人でも嫌だが、たまに会って音楽や芸能の話をするには最高の人だった。ありがとう。ああすればよかった、こうしてあげればよかったの後悔、そろそろやめていいですか。こないだかわいい仏壇が届いたよ。大きいのは高いから小さいやつで勘弁してね。あの世でも元気でね。チーズ、食べるんだよ。ばいばい。

さあ、長いマクラ話を終えて。タクシードライバーのIさんの話に入ります。旅先では荷物が多かったりしてタクシーに乗ることが多い。こないだも広島へライブに行ったとき、Marinoがサックスとかいっぱい持って重そうだからライブハウスに向かうときタクシーに乗った。その運転手さんはIさんというおじさんだった。「ライブハウスJUKEのあるクリスタルプラザ」と行き先を告げると、特に説明がなくてもすぐにわかってもらえた。タクシーの運転手さんていうのは元ミュージシャンだったりする人が多いし、車の中でラジオを聞いていたりして音楽に詳しい人も多い。このおじさん、Marinoのサックスのケースを見て「お客さん、あれはバリトンサックスですか」と聞いていた。Marinoが宮古島訛りで「あれはテナーです。おとうさん、サックスのことわかるさ?(わかるの?)」と聞くと、あらびっくり、そのおじさんはミュージシャンではないが、アルトサックスを習っているとのこと。「マークシックスっていう高いの、ローンで買っちゃったんですよぅ」って言っていた。マークシックスのことをわたしは知らないが、Marinoは「上等さーね、」と言って驚いていた。わたしたちがその日ライブをする「JUKE」に発表会で出たことがあるということだった。

それから車の中でIさんとソニー・ロリンズの話とか、ベン・ウェブスターの話とかして大盛り上がりだった。Iさんはほんとはソニー・ロリンズが一番好きなんだと言ったので、わたしがどや顔で「ソニーロリンズ松江に来たとき見に行きました。30年位前」と自慢したら、Iさんも「わたしも見ました」と言っていた。同時期の来日を見ていたんですね。ほんとはテナーが習いたかったけど、大きいし、肺活量が足りない気がするからアルトをやってると言ったからまたMarinoが宮古島訛りで「それは誤解さ、テナーをぶわーっと鳴らしたいときは、うーわり優しい裏声で、『おはようございます』という声で歌ったらいいさ、自分だいずそうしてるさ、」と言ったりしていた。それが通じたか知らないけど、Iさんはそうですか、そうですかと言っていた。ライブハウスに到着するとき、「今夜7時半からライブだからよかったらお出かけくださいね。この人いいサックス吹きますよ」とわたしが言ったら「仕事があるからなあ・・・ぎりぎり間に合うかなあ」と言っておられた。まあ無理しないで、また来るからねと言ってタクシーを降りた。Marinoが去り際に小声で「ちょっと仕事さぼってくればいいさ、」とだめ押しをしていた。

ライブはクロヒジさんという方の主催で、今年で3回目。クロヒジさんはライブの段取り等、いろいろうっかりしているけど終わってみれば何事もなく開催できる手際なので、「『クロヒジ危機一髪』という名前にしたらどうかな」とにやにやして言ったら結構気に入っておられた。それきりリハやらなんやらでIさんのことは忘れていたけど、ライブが始まったらクロヒジ危機一髪さんが、「なんか、今日お二人を乗せたというタクシーの運転手さんが来ています」と教えてくれた。わーIさん来てくれたんだ!とMarinoと張り切る。こういうの嬉しいのです。

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ビルの19階にあるから「JUKE」。素敵なライブハウスです。

本番ではMarinoのテナーが美しくむせび泣いて、宮古島民謡の「とうがにあやぐ」では客席からため息がもれた。「むせび泣くという言葉をテナーサックスの音で知りました」というようなことをMCで言った。終演後のサイン会で、Iさんは並んで「Lounge Roses」を買ってくれた。「テナーサックスいいなあ。テナー買おうかなあ」と言っていた。「だって、アルト持ってるじゃないですかー」と言ったら「わたしも、むせび泣きたいですよ、アルトではむせび泣けないんです」とか言ったので笑ってしまった。とても感動された様子で、Marinoも嬉しそうだったさ。それで、わたしには「あなたの歌は、母親のおなかの中にいたときのことを思い出すようです」と言われて、多分、ほめてるな、と思ってお礼を言った。

こういう出会いが旅の醍醐味だと思う。Iさん、テナー、買ったかな。どうぞお元気で、また会いましょう。ぷからっさ。
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お出かけありがとうございました。

☆コメントありがとうございます!
モンテクリストさん、父がいい男だったのか、わかりませんが、もてる人だったみたいですねー。いろいろ大変でした(しみじみ)。素敵な詩をありがとうございました。

陶山さん、個展には必ず父とうかがっていましたね〜。陶山さんに触発されて始めた切り絵、父の一番素敵な趣味になりました。ありがとうございました。今回のホーランエンヤ展、妹と行きますね。

あつこさん、初めまして。コメントありがとうございました。「イビヨル」いい歌ですよね。わたしも大好きな歌です。いつかライブでお会いできるのを楽しみにしています。

2019-04-30 11:21 この記事だけ表示   |  コメント 0

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