視聴コーナー
You Tube浜田真理子公式チャンネル
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コンサート情報
■浜田真理子 TOWN GIRL BLUE
2017/4/13(木)
Billboard Live TOKYO (東京都)
[出演]
浜田真理子/Mariko Hamada(Vocals,Piano)
服部正美/Hattori Masami(Drums,Percussions)
加瀬達/Toru Kase(Bass)
檜山学/Manabu Hiyama(Accordion)
[一般発売]
2017/2/21(火)10:00〜

■うたの女子会
浜田真理子〜畠山美由紀〜市川愛コンサート
2017/6/4(日)
高松オリーブホール (香川県)
[一般発売]
2017/3/1(水)10:00〜

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小学生の頃の宿題で毎日お天気と気温をつけていたけど、一番暑い日で30度、せいぜい31度くらいだった。屋外でも日陰は涼しくて、朝のうちは涼しいから宿題やってしまいなさーい、という感じだった。本家に泊まりに行って、いとこたちとそうめんとか、ラーメンとか、簡単なお昼を食べたらエアコンのかからない部屋でおなかにバスタオルをかけてみんなで昼寝した。セミの声がずっと聞こえていた。昭和だなー。

さて、平成の時代はほぼ夏休みなんてとったことなかった。もう大人だし、そんなに長くお休みとれないし。書店でパートの店員をしているときも、OLをしているときもせいぜいお盆に3日くらいしかとらなかった。でも、このごろの暑さといったら脳みそがとけそうだし、身体もきつい。特にフリーランスになってからは、働こうと思ったらいくらでも働けるし休みをとるのはこわい。9時5時の仕事でもないからライブがなければいつも遊んでいるように見えても、頭の中ではいろんなことを考えている。というかずーーーっと何かを考えている。音楽のことやマネジメントのことや。休みたい、でも、こわい、しんどい、こわい、しんどい、こわい、しんどいを繰り返して、50歳になった頃からそろそろ自分で休みをコントロールしなきゃあと思うようになった。けれどなかなかうまくいかなかった。

そんな中、フリーランスになってからの3年目くらいの冬のある朝、悲しくもないのに起きたら涙がざあざあ出て止まらなくなった。「おはよう」と部屋をのぞいた母も驚いていたが、自分がもっと驚いた。なになにこれなに。なんの感情もないのに、ただただ涙がこぼれる。ああ、わたし壊れたのかな。そのときは長いツアーの前で、ライブの準備、音楽のことだけでなく、CDを送る宅急便の手配やら、宿やら、移動の手配やら、細かい仕事がたくさんつまっていて、明日の朝起きたらあれやってこれやってと思いながら寝たところだった。いっぱいいっぱいだったんだな。あの時。長いツアーを前にした不安を少しでも軽くするために準備を万全にしようとしていたんだな。

その前の年、乳がんになって幸い軽くてすんだのだけど、ホルモン治療の薬を再発防止のために5年は飲まねばならず、そのせいで更年期障害が加速してしまったことも原因のひとつではある。病院で先生に「先生やばいです、このままだとうつ病になってしまいます。やばいやばいわー!」と大騒ぎして(うつ病じゃないじゃん、)、サプリを飲んだりあれやこれやして、ああこれはちょっといろいろがんばりすぎたなあと思ったのだった。それで、それなら少しまとめて休みをとろう、休んで身体も心も頭も休めよう、休みも仕事のうちと考えよう、でもただ休むのは簡単だけど、お金も回していかないといけないですしと少しずつスケジュールの調整の試行錯誤をしてやっと夏休みがとれたのが平成最後の夏だった。

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昨年は島根県大田市の温泉津温泉に一人で行った。真夏の一番暑いときに温泉というのもどうなのかと後で思ったけれど(笑)あまり人でごったがえしていない場所でひっそりとなにもせず過ごしたかった。普段旅が仕事だから、いざ休みとなるともう移動は面倒で。それが思いのほか楽しかった。一人でいてもテレビがなくてもどうってことない。wifiはありますかと聞いたけど。それさえあればなんとかなる。木々の緑が美しく、海の色はただただ青く、温泉の湯は超熱いけど体中の血のめぐりがよくなっていい気分だ。あとは音楽を聞いて、本を読んでぶらぶらして過ごした。時には神楽を見たり、大森銀山まで足を伸ばしたり、カラオケに行ったりして遊んだ。
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宿近くの神社で毎週土曜日に行われる石見神楽。この日は仁摩高校の生徒さんの日。

昨年の8月のある日のFBにはこんなことを書いている。のんきなものです。
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古い町並みを散歩をしていてあんまり暑いのでアイスクリームを買いに入ったお店。おじさんが出てきたのでこんにちはと言ったら「あんた、姿勢がいいなあ」と言われる。へ?姿勢ですか。「うん、姿勢がものすごくいいわ、」。まあ、ありがとうございます、と言いかけた「まあ」の「あ」ぐらいのところで、おじさんが「ちょっと小太りだけど」と言う。

「小太り」の語感がおかしくてははって笑うとおじさんがさらに「でも、姿勢はいいわ。ま、小太りだけど。小太りとか言っちゃいけないけど、」とか言って、なら言うなよと思いながら笑顔絶やさず。「でも、小太りだけど姿勢がいいよ、胸を張って歩いてる感じがね、」と言う。だいたい姿勢ってなんだや、と思いつつ、姿勢はともかく「小太り」を4回も言われた挙げ句の果てに、アイスクリームをくださいとは言いづらい。

でも、超暑いので「あのー、アイスクリーム食べたらまた太りますかね」と聞いてしまう弱い自分。なんでおじさんに許可をもらう必要があるのか。がんばれわたし、貫けアイス。打ち込め青春。

そしたらおじさんが笑いながら「いや、アイス食べてもいいよ、小太りとか関係ないんだよ、ハートがよければ大丈夫」って、そのまとめ意味わからんぞ。しかもどさくさで5回目言っただろう。

でも、ハートには自信があるので、「じゃ、アイスクリームください」ってソフトクリームみたいなやつ買ってにやにやしてお金を払ったら、おじさんが「あんた、爪を緑色にしてるね」って。「姿勢」のあとで、第二部「爪」が始まったらやなので、もうええちゅうねんと思ってへらへらしてお店を出ました。楽しかったです。

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そんなわけで、昨年はそのあと「Lounge Roses」のレコーディングをしたり、20周年でお声がけいただいたたくさんの仕事をばっちりがんばれたのだった。 つづく。  
2019-08-04 12:53 この記事だけ表示   |  コメント 2